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アンドラの少年

少年との出会い

2018年9月、
マウンテンランニング世界選手権に出場するため、僕はアンドラにいた。

レースの前日には開会式が行われ、
僕の先導をしてくれた地元の少年とレースの朝にもバッタリ会ったので
ご両親と一緒にお茶をした。

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会場の街は決して大きくなく、
街をあげていやアンドラをあげて、各国からの選手を歓待してくれている。

とはいえ、日本人は僕1人。
諸々全て自分で段取りと確認を行うので短期間の滞在とはいえ
こうして知り合えることはとても支えになる。

レースでは3つ目の給水所にいるから応援してくれるとの事。
それを励みに僕もレースを頑張った。

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とても気持ちの良い少年で、レース後にエイドからわざわざ声をかけるためにフィニッシュまで走って追いかけてきた。

その気持ちが嬉しくて思わず、ウェアをプレゼント。
夕方ホテルに来て、スタッフのシャツをプレゼントしてくれた。

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お互いにとっての特別なウェア。
いつかどこかで一緒に走れたら…そんな風に思ってる。

大会について、当時のニュースを教えていただいたのでリンクとその方のメッセージを一部引用します。

ネットで検索していたらアンドラの新聞がヒットしました。カタルーニャ語は読めないけれど、タイトルが「世界マウンテンランニング選手権が39カ国350人の選手で開催」とかいう意味であることはわかります。本文を英訳して読むと、アンドラからは10人の参加、大会の予算は110,000ユーロ(約1400万円)とか、来年もアンドラで開催の旨が書いてあります。とのこと。

少年との再会

明けて2019年。

少年のお母さんとはメールでやりとりを大会以降続けていた。

春になって、息子が「日本に行きたい。」と言っている。
「家族で日本を訪ねようと思うのでアドバイスをして欲しい。」と連絡がきた。

偶然の出会いから日本に興味を持ち日本を訪ねてくれると言う。

こんなにも嬉しいことはそうそうあるもんじゃない。

年末に日本を訪ねることになり東京近郊にも何日か滞在すると言う。

そこで、1日かけて鎌倉逗子を案内した。

両親と少年、少年のお姉さんの4人を連れてベタだけど、
日本を感じられるような場所を案内して回った。

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夕飯は妻と息子も合流して、みんなで。

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たった1日だけど、一緒に目一杯楽しんだ。

いつかどこかの大会で彼と一緒に走れる日が来たらどんなに素晴らしいだろう。

もしかしたら息子とかもしれない。


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