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2023年スロヴェニア紀行5~スロヴェニアのトレイルランニング事情~

5月末〜6月半ばまでスロヴェニアに滞在している。その間、3つのレースに出場予定だ(1つは出場済み)。レース前後や打ち合わせの度にスロヴェニアのトレイルランニングはじめ色々事情を教えてもらっているので、それらを書いて行きたい。


Kočevsko Outdoor Festival

先日、1つめのレースを走った。いわゆるトレイルラニングレースで最近急成長のレースのようだ。詳しくは別noteに書いてあるのでぜひお読みください。


Rožnik trail tek 2023

2つめに出場予定のレースはこれだ。順当に行けばこの記事をアップした今日走ることになる。会場はリュブリャナ旧市街すぐのTivoli Park. 市立公園になっており市民の憩いの場でもある。レーススタートは公園内にあるスキージャンプ練習場で5km強と12km強の2部門がある。僕は12kmの方にエントリー。

このレースは特徴が2つある。
①会場のアクセスが良いこと。
②平日18時スタート

②が特に特徴的だ。今日のリュブリャナの日没は20:45過ぎ。18時にスタートしても1時間くらいでは暗くならない。だからこのような時間からでもレースが出来る。どの程度の規模なのか、どのような層が参加するのか(仕事帰りなど)実際に走って色々と確かめてみたくエントリーした。なお、当日エントリーも出来る。


34.Mošenjski tek

3つ目は今週土曜の夕方開催。こちらはキッズレースなど短めのレースがいくつか行われ最後に8kmのレースがある。土曜の午後友人に拾ってもらって一緒に過ごした後、レースも一緒に走る。Rožnik trail tek 2023同様、夕方開催なのでアフターランの様子などどんなものなのか感じてみたくエントリーをした。



増えていくレースとトレイルラニング人口の増加

スロヴェニアでは(と周辺国でも)、年々大会が増えている。イタリアやクロアチアに面しているのでお互い行き来しやすく参加はスロヴェニア周辺国の選手も見かける。

先日、参加したKočevsko Outdoor Festivalは10,15,30,60kmの4部門で800名強のエントリーがあったそうだ。スロヴェニアの人口は210万人なので、日本に比べてもトレイルランニング愛好者の割合が多いと想像できる。

一方で、日本と同じく人口が増え大会が増えると、人気大会とそうでない大会とが分かれてくる。この大会で一緒だった選手の話によると「マウンテンランニングはハードできついから、トレイルランニングの方が楽しめるし人口が増えている。」そうだ。

奇しくもこの日は、マウンテンランニングレース"Tek na Ratitovec"の開催日でもあった。このレースはワールドカップレースとしても開催されている由緒あるレースで僕も参加したことがある。だが、12kmで1200m登るレースは愛好者には厳しく、Kočevsko Outdoor Festivalの方が敷居も低く参加者は増えているようだ。

これは僕の体験談として、マウンテンランニングのレースは総じてマーキングや誘導がしっかりしており、ロストすることはまずない。10月に行われている"Tek  na  Smarna Gora"は40年の歴史を誇るが1度もミスコースが出ていない。競技性が強いので、今の流行とは毛並みが違うのも理解できる。僕は全員手ぶら、補給はエイドステーションのみ、ヨーイドンで一斉スタートというスタイルはシンプルで公平性がはっきりしているのでとても好きだけど。万全のマーキングやしっかりした運営ならマウンテンランニング、エンターテイメント性ならトレイルランニングという分け方もできると思う。明確なガイドラインがあるわけではないし大会名からの判断は難しいけど…。



地権者の確認はデジタル、誰でも簡単に調べられる。

大会もだけど、スロヴェニアは緑があふれる。住んでいるすぐそばに森があるなんてこともしばしばだ。手軽にアクセスできるトレイルがあちこちにあってだれがメンテナンスするのか気になったので聞いてみた。「政府や地域の責任、もしくは地権者の責任で行われる。」そうだ。

そこで、気になったのでさらに聞いてみた。「日本だと土地土地における地権者が曖昧で誰が責任もって管理するか把握するのが難しいと」。そこで返ってきたのが以下のサービスの話だ。

これはクロアチアのサービスだけど、写真(スクショ)のように全て区分を見ることが出来、それぞれクリックすると広さや持ち主など誰でも簡単に知ることができる。同様のサービスがスロヴェニアにもあるそうだ。

日本では、各自治体の土地台帳を調べ、地権者に問い合わせ…という気の長くなる作業がトレイル整備など善意の行為であっても許可取得に労力が必要なのに対し、これだけデジタルであれば何事も随分とスムーズに進むだろう。

今夕のレースのことや旅のことは引き続き更新していくので、ぜひお読みください!また、発送は帰国後になりますがスロヴェニア産はちみつ初めオンラインストアでの購入は旅の支えになりますので応援してもらえたら嬉しいです!



今回の旅の目的とスロヴェニア愛について

今回ははちみつ屋さんメインで渡航しています。詳しくは下記noteをぜひお読みください!あと僕のスロヴェニア愛についても!


【お知らせ色々】

9/24(日) 第8回NAGANO Jr TRAILRUN
 兼 U-15ジュニアトレイルランチャンピオンシップ in 富士見高原
(受付中)
・1
0/15(日)第15回TOKYO Jr TRAILRUN
 兼 U-12ジュニアトレイルランチャンピオンシップ
(受付中)
11/5(日) 逗子トレイル駅伝2023(受付中)

「RUNNING ZUSHI」
逗子市内池子の森自然公園内400mトラックを拠点にしたランニングチームです。

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【スロヴェニアに対する旅の記録】
◎スロヴェニア紀行(旅の記録色々)

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宮地藤雄(みやちふじお)
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