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コロナ禍でのイベント収益化の難しさ ~ジュニアトレイルを開催してみて~

6/27(日)逗子ジュニアトレイルミニ」と題して、いつもより規模を押さえた形で大会を開催した。

大会開催から1ヶ月経ち時間が経ったからこそ見えてきたことがあるので、それらを書いていく。また、準備と開催にあたって気をつけたことの2つのnoteを合わせて読んでいただく事で、今後大会を実施する上でのヒントがあると思う。

ジュニアトレイル準備の話

ジュニアトレイルミニを開催するにあたり気をつけたこと

参加費収入の減少

①参加人数を絞った事で参加費収入が減ったこと。

②4月の逗子大会は緊急事態宣言もあり中止にしていたので、ここからの
 振替を受付た。それもあり参加費収入は減少。

かかる経費は増えた

①コロナ対策でアルコールなどの消耗品を始め様々なものを購入したため、
 支出は増加。

◎買い揃えた主なもの

・アルコールスプレー
・ウェットティッシュ
・ペーパータオル
・使い捨ての手袋
・ゴミ袋
・非接触式体温計
・使い捨てのマスク
・受付時などで仕切りになるもの
*ホームセンターのレジを参考に、透明のテーブルクロスと塩ビのパイプ管を
 組み合わせて作成

②スタッフの増員

衛生対策や招集時に一定間隔に並んでもらうなど…細かなところで
気をつけることが増えたのでお願いするスタッフの人数をいつも以上に
増やして実施。手探りの状況での開催だったので、増員のおかげで
僕が動きやすくなり手探りの開催という状況だったので皆さんに助けられた。

現状はリスクヘッジをしつつ、開催することに意義がある

対策をしながら開催する以上、「支出が増え、収入が減る」のはどこのイベントでも共通すると思っている。ランニング大会に関して言えば、計測などの固定費は削ることが出来ないため参加者を増やし、一定人数を超えればそこから利益が出るもしくは利幅が大きくなる。

ただ今回は、
まずは開催すること、
どのような方法を取ればリスクを抑えて開催できるか?
そして軒並み中止の状況を如何に変えていくか?
これらの方が大切だと思ったので、採算を度外視して開催した。

なぜ開催できたか?

①地元の理解
→ここ数年開催に関係なくトレイル整備その他様々な活動をしていたことによる
信頼関係。

②元々の規模が小さめ
→ジュニアトレイルは通常数百人規模で開催しており、緊急事態宣言解除後の
イベント再開ガイドラインの人数制限に準じて開催できる範囲であった。

③元々、学年別などレースが細分化
→未就学、小学低学年、高学年といったように大会ごとに括りはやや異なるが
全員で一斉に走るわけではないので、受付の時間をずらし、表彰式を省略するなど
工夫をすることで一度に集まる(もしくは)走る人数を抑えやすかった。

④保護者の理解
→ジュニアトレイルを開催するにあたり、
「今できることを一緒に楽しもう。一緒に作り出そう。」
という思いを共有できたことは大きい。
子どもたちに思い切り走る場をという思いを関わった皆で共有できた。

補助金の活用

現在、スポーツ庁では「スポーツ活動継続サポート事業」として
補助金の申請を受け付けている。
僕はこれに申請しようと思い資料を作っているが不慣れな為、難航している。
こうしたものは大いに活用すべきだと思う。

一方で、補助金の活用もしながら補助金なしで回る仕組みや方法を考えていく必要があると思う。補助金がなければ開催できないイベントというのはあまりにリスクが大きい。こうした補助金は継続的にあるとは限らないし、そもそも申請して通るとも限らないから。

今回はイレギュラーな出費が多いため活用するが(申請が通りますように!)、僕に限らずイベントは今まで自主採算でやってきたはずだし、独立の気概は忘れてはならない。

今後に向けて

現在は以下のイベントを開催予定だ。

10/11(日)第5回NAGANO Jr TRAILRUN in 富士見高原

10/18(日)第12回TOKYO Jr TRAIL RUN

11/8(日)逗子トレイル駅伝2020

いずれもジュニア向けのイベントで先日の大会同様、受付の簡略化や
表彰式の省略、学年ごとのスタートなど感染症対策と合わせ、人が集まる機会や
人数を絞る工夫をしながら開催の予定だ。

これら以外のイベントや活動についても様々な工夫をしながら開催していきたいと思っている。ジュニア向けのイベントばかりだがお子さんがいる方で興味を持っていただけたらぜひご参加ください。

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