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大会への感染症対策への協力を求めるにあたり主催者から参加者への心のこもったメッセージ

先日、本来出場予定だったアメリカの大会(Browken Arrow Sky race)から参加者に向けてのメールが届いた(僕は出場予定だったがこの状況で参加が見込めず来年に振替済み)。要点は大きく2つ。コースの変更についてとCOVID-19対策について。

このうちCOVID-19に関する文章が参加者、ボランティア、開催地など各方面にとても配慮した良い文章なので、メールから抜粋して訳した日本語版を紹介したいと思う(なお、日本語にするにあたりいつも使う翻訳ツールを使っている)。*太字強調は僕がしています。


参加者へのメッセージ


ブロークンアロー・フレンド&ファミリー

私たちは、常にオープンで透明性のあるコミュニケーションを目指してきましたが、これが今年ほど重要であったことはありません。今日は、安全で楽しく充実した時間を過ごすために不可欠な2つの重要な最新情報をお伝えします。その内容は以下の通りです。

COVID-19防止策について
先週末の時点でデルタバリアントとプレーサー郡で最近急増しているCOVIDの症例を見て、今年のイベントを進めることに責任があるかどうかを真剣に検討したというのが真相です。

ランナーの皆様の健康と安全は常に私たちの最優先事項です。しかし、その一方で、このような大規模なイベントを開催することが地域社会に与える公衆衛生上の影響を考慮する義務があります。最終的には、私たちの医療チームと外部の公衆衛生関係者からの幅広い意見をもとに、公衆衛生を守りながらレースを開催することが可能であると判断しました。

しかし、そのためには皆様のご協力が必要です。

ブロークンアロー・スカイレースに参加されたことのある方はご存知だと思いますが、これは単なるレースではなく、スピーカー、音楽、映画の上映、ビールやワイン、おいしい食べ物、そして活気あるベンダー・ビレッジなど、週末を楽しく過ごすためのイベントです。

今年は、いくつかの点が少し変わっていることに気づかれるでしょう。まず、すべてのイベントが屋外で開催されます。この時期は天候が変わりやすいので、暖かい服装をご用意ください。

また、週末にはCOVIDの安全対策を実施します。規則を好む人はいませんがレースを再び中止するよりは良い選択肢だと考えました。

ベンダービレッジとイベントプラザでは、常にマスクを着用し、社会的な距離(6フィート間隔)を保つことが求められます。確かに屋外ですから、ウイルスに感染したり広めたりするリスクは大幅に減ります。しかし、エキスポエリアは人が密集しており、ブースなどでは社会的な距離をとることができない可能性があることから、マスクは必要な予防措置であると考えています。

すべてのレースのスタート地点ではマスクの着用が義務付けられています。ランナーは、村を出てダートトレイルに出るまでマスクを着用する必要があります。マスクを外していい場所にはボランティアを配置します。

フィニッシュラインを通過した直後もマスクが必要です。フィニッシュエリアは、エキスポエリアの中央に位置しており狭くなっています。可能であればゴール前にマスクを装着していただけると助かります。

ランナーの方は、エイドステーションでのマスクの着用を強くお勧めします。エイドステーションのボランティアの方々は、レース当日、時間を割いて皆様をサポートしてくださっていますのでマスクの着用が義務付けられています。皆様の安全を守るために、ボランティアはシフト中ずっとマスクを着用する必要があります。そのため、エイドステーションに入る前にマスクを着用してください。


私たちはマスクの必要性が強い感情を引き起こすことを認識しています。私たちは、コミュニティの精神に基づいてお互いにそしてタホ湖のコミュニティの安全を守るために皆が協力し合えることを願っています。私たちが一番避けたいのは、誰かを危険にさらすことなのです。一緒に頑張りましょう。

万が一、参加者や出席者がこれらの公衆衛生上の注意事項を故意に無視した場合は警告を受けます。また、今後のBroken Arrow Skyraceへの参加資格の剥奪や参加禁止など、さらなる制裁を受ける可能性もあります。

私たちはCOVIDの事態を非常に深刻に受け止めており、皆様にも同様に受け止めていただきたいと思っています。

いつも応援していただきありがとうございます。皆様にお会いできるのが、本当に待ち遠しいです。2週間以内にお会いできることを楽しみにしています!


多方面への配慮

屋外とはいえ人がEXPOなど多いところではマスクの着用の呼びかけ。同様に、レースのスタート時だけでなく可能ならフィニッシュ時も。このレースは52kの部もあるのでギリギリまで順位を争うようなケースでなければ確かにマスクをしてからフィニッシュも可能だろう。必須ではないけれど、選択肢の提案をするというスタンスが良い。

エイドステーションにおけるボランティアへの配慮も同様だ。選手は確かに1秒を争うが時間と労力を割いて協力してくれているボランティアの健康の為にも配慮して欲しいというのは、素晴らしいと感じた。

最後に、マスクが抱える社会的課題にも触れている。マスクをすることに対する考え方やスタンスはそれぞれだ。まずはその問題をきちんと明記した上で、イベント開催のために協力をして欲しいと参加者へと呼びかけている。



ゴールは今回の開催ではない。

この大会は、コミュニティー作りに力を入れるだけでなく、レースのみで完結させずいかにイベントとして魅力的なものにするか?という部分にとても力を入れている(3日間の大会期間中、フィルムフェスはじめ色々な企画がある)。そのため、感染症対策をして無理矢理レースを開催するのは本来の趣旨とこなるとして、昨年は開催せず、今年の6月に10月の予備日と翌年の振替をセットにして再企画。そして、今回の開催に漕ぎ着けた。

前述のようなメールは多くのランナーの賛同を得ると僕自身は思っている。僕もその一人であるのだが、レースだけでなく楽しい時間を過ごそうという主催者の思いがしっかりと伝わる文章だからだ。

僕の参加は早くても来年以降だけれど、こうして思いを持って開催される大会はぜひとも成功して欲しいと思っている。遠く日本からではあるが、彼らの大会の成功を願っています。



【今後の予定】
9/26(日)第6回NAGANO Jr TRAILRUN in 富士見高原
10/10(日)トレイルシンポジウム2021

10/17(日)第13回TOKYO Jr TRAILRUN兼-U15ジュニアトレイルランチャンピオンシップ
11/7(日)逗子トレイル駅伝2021兼U-12ジュニアトレイルランチャンピオンシップ
11/23(火祝):Duo Espoir 20周年記念リサイタ(8/28から延期開催)
11/28(日)大楠山ミニマウンテンマラソン2021(予備日2022/1/30)

「RUNNING ZUSHI」
逗子市内池子の森自然公園内400mトラックを拠点にしたランニングチームです。
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2017-04-28 18.07.02 のコピー


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