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わたしの恋文 ✦十四話✦

❥❥❥私の恋文を公開します。

❥誰もが恋をする。❥誰かは直接告白する。 ❥一握りの誰かは恋文を綴る。❥昔の恋を想い出して恋文を綴ってみませんか。❥あの時、渡せなかった大切な気持を。   

■一度も逢ったことがない姉

私は、姉のことが大好きだ。しかし、私の姉は、この世には存在しない。私の姉は、この世に、生まれる前に亡くなった。母にとって最初に授かった神様からの命だった。だが、その命は儚く、夜空の光星のように、激しく輝き瞬く間に、消えた光のよう。その次に母の体内に授かった命が、私だった。    私は、あの姉の存在を今でも感じる時がある。そんな、気がするだけだ。しかし、実際には、いない。             先程まで、激しく降っていた秋雨は止み、南西方向から、暖かい光が降り注ぐ。 秋が深まる季節になると、姉のことを想い出す。 ■一度も逢ったことがない姉■      あの世に行ったときに、会えるだろうか。 いつか、その時まで。

お姉ちゃん、大好きです。

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