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■ダンサー人生[第四十四話]

あなたは、自分の中の「本当の姿」を知っていますか?そして、その本当の自分に変身する鍵を手に入れましたか?誰も知らない、本当の自分に会いたいですか?yesであれば、この話(ストーリー)をヒントに、本当の自分に会う鍵を見つけてください。■■■

■初ライブへ 第4話

このアーティストグループのライブの見せ場は、ダンスパフォーマンスだ。他の、ボーカリストメインのライブの場合は、ボーカリストの周囲にサポートダンサーがいて、ボーカリストを盛り上げる演出となっていたが、このアーティストグループの場合は、ダンサーもステージのメインパフォーマーとして演出しており、斬新だった。ダンサーを敢えて、バックダンサーとは呼ばず、サポートダンサーと表現していた。そのため、ダンサーをメインにしたステージ演出は、ボーカリストが盛り上げ、そして、ボーカリストがメインの場合には、ダンサーが盛り上げた。6万人を収容するドーム会場の真ん中に建造された巨大ステージは、このアーティストグループメンバーだけでは、大きすぎるスケールだった。このライブでは、このアーティストグループをさらにサポートするダンサーが複数出演していた。アーティストグループの楽曲や衣装に合わせて、様々なサポートダンサーの演出が構成されており、アーティストグループのみならず、サポートダンサーにも憧れの眼差しが向けられていた。 そして、いつしか私達の周囲から声が、聞こえた。

「ステージに一緒に出演しているサポートダンサー凄い。」            「あのサポートダンサー、キッズダンサーだよ、こんな凄いライブに出演するなんて、すごい。」               「この大舞台で、踊れるってすごいね」 「あのキッズダンサーは、ドームライブツアーによく出演している有名なダンサーだよ」「特別なオーディションで選ばれたキッズだけが出演しているらしいよ」    「あ〜、いいな、一緒に出演できて、羨ましい」

 私達の耳に入った、周囲からの声は、私達のハートに火を付けた。         そして、「今年の夏に、□□□校〇〇〇〇ダンススクールが開校する」の告知内容を、何度も何度も頭の中で繰り返した。

💚人を愛するポイント💙         ●人の想像力は、現実化できる力を持っている。行動が伴えば、必ず、実現に向けて進むことができるはずだ。強く強く、信じて進もう。

第四十五話に続く

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