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ディズニープラスで観れる、ピクサーの歴史

 今日はなんとなく、Netflixの「ザ・シェフ・ショー」の真似で玉ねぎスープを作った後、携帯のキャンペーン告知で以前から気になっていたディズニープラスに入った。

 ディズニープラスとは、6月11日に日本でスタートした、ディズニー公式の動画配信サービスで、ディズニー作品はもちろん、ピクサー、マーベル、スターウォーズ、ナショナル・ジオ・グラフィックの作品、ディズニープラスのみで観れるオリジナル作品を、月額700円(税別)で楽しめる。

 最近、携帯料金を安くするために、契約形態を変えたときに、1年間無料になるキャンペーンがやっていて、最近の日本アニメよりも質が高い作品を1年無料、しかも、月770円でいつでも観れるなら、とてもいい経験ができるだろうと考え、入ることにした。

 入ってすぐにオリジナル作品や長編作品を観てもよかったのだが、まずは軽いものから観ようと考え、「トイ・ストーリー」誕生前に作られた短編、「ルクソー・Jr」「アンドレとウォーリーB.の冒険」「ティン・トイ」の3本、そして、ピクサーの誕生から成功までの歴史を、立役者たちのインタビューを交えて描いたドキュメンタリー「ピクサー・ストーリー スタジオの軌跡」を観た。

 ピクサーの歴史自体は、大学の授業などで知っていたし、ピクサーの短編は、レンタルなどで何回か観たこともある。しかし、改めてその短編たちを観た後にこのドキュメンタリーを観てみると、ジョン・ラセター氏やピクサーに関わった人たちの苦労や喜びが理解することができた。

 ディズニーでアニメーターをしていたジョン・ラセター氏が、早くから3DCGの可能性に目をつけていたのに、他のクリエイターからの反対を受け、ディズニーをやめたという話は知っていた。
 しかしまさか、初めての監督作で手描きアニメと融合した作品を作ろうとしたところで、予算や制作期間を監督を降ろされるどころか、クビになったという経緯があったとは思わなかった。

 当時のラセター氏の無念も、CGの導入で職を失うと感じたアニメーターや、経営に頭を悩ませていたディズニーの重役たちの考えも、それなりにわかるような気はするが、それにしたってクビにするほどなのかと感じた。

 そして、そこからルーカスフィルムのCG研究部門、後のピクサーに入ったラセター氏の快進撃は、ディズニーファン、ピクサーファンなら知るところだろう。

 その歴史も、これからクリエイティブで生きようとする人たちは必見だ。
 どんなに辛くとも、苦しくとも、面白いものを作ろうと前を向き続けた人々の姿が、このドキュメンタリーには描かれている。

 ちなみに、ラセター氏のインタビュー映像に映る、手前のおもちゃたちには、ディズニーキャラに混じってジブリキャラのぬいぐるみがいくつか飾られている。
 ディズニーも好きだが、しれっと宮崎駿作品も好きだよ!というのを示しているようで、少し面白かった。

 これから自分の作品制作の幅を広げるという意味でも、ディズニープラスの作品はとても興味深いので、何か作品を観るたびに、こうして記事を書いていきたいと考えている。

 この記事を読んでいる皆さんも、ディズニープラスで、新たな世界を開いてみるのはいかがだろうか?

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