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今までやっていたこと 〜シナリオ執筆〜

 僕は大学時代、なんだかんだあって、三年間シナリオの執筆、それも、アニメのシナリオについて勉強していた。
 先生からは能力的にはさほどいい方ではないと言われたように記憶しているが、入学したときに専攻するつもりだった特撮の撮影よりも楽しく、充実した時間を過ごすことができた。高額な奨学金を借りて行った大学生活の中で、一番良かったことだと今でも思っている。
 卒業後もシナリオを書くことは多かったのだが、シナリオというものの特性上、ホイホイとネットに載っけられないと考えていたので、シナリオライター志望とは言いながらも、書いた作品を公表することはできなかった。

 だが、コンペに応募して受かるかどうかを祈ったりするばかりでは、本当に能力がないのか否か、あまり納得がいかないまま筆を折らなければいけなくなると考えたとき、それだけは絶対に嫌だと思った。
 それに、僕にはまだ、世界中の人々から「こんなのいらない」と言われても、書きたいシナリオ、そして、最終的に映像作品として世に広めたい作品がある。それこそ、いらないと言われたその口を無理矢理こじ開けて、胃袋に流し込んでやりたいぐらいだ。
 この本心を積極的に外へ出していかなければ、この先、一生後悔したまま生きていくことになるだろう。

 そこで、誠に勝手ながら、この新年度から、noteでオリジナルのシナリオを執筆し、発表していくことにした。

 コンペの受賞歴が一切ない人間がこんなことをするのは、前代未聞だと思われるだろう。正直、常軌を逸しているのは理解しているし、同じ文章なら、シナリオより一般的な小説という形式にして、小説家になろうとかにでも載せた方がいいのではとも思った。
 しかし、僕は小説というものが今のところ、一文字たりとも書くことができない。むしろシナリオの形式で書いた方が、自分が表現したいものをうまく形にできているのではと感じるぐらいだ。
 なので、書いたシナリオをもとに小説にしたり、漫画にしたりということはせず、あえてシナリオとして掲載していきたい。
 まぁ気軽に、しがないシナリオライター志望者の、ちょっと変わったポートフォリオか、それを兼ねた創作活動みたいなものだと考えていただければ幸いだ。 

 次に注意事項として、創作活動をする上では当たり前のことを、念のために書かせていただきたい。

 これから掲載する作品の複製、無断転載、許諾のない改変、特に、あたかも自分の作品であるかのように公表するという行為は厳禁とさせていただきます。
 そのような行為を発見した場合は、直ちに法的な措置を講じさせていただきますので、ご了承ください。

 人によっては何を今更と思われるだろうが、昨今のネット社会では、このような常識すら知らない、守れない輩もいると聞くので、改めて忠告させていただいた。特にシナリオに関しては、現在僕がnoteやBOOTHで配布・販売している3DCGモデルや、pixivにアップしている絵などよりも徹底するつもりである。

 正直言えば、IT社会が発展を続けていけばいくほど、著作権などあるようでない世界になってしまうのは承知しているし、今更時代遅れだと感じることもあるが、世の中には、僕自身も含め、たとえヘタクソだろうと作品を作って報酬を得なければ、心が壊れてこの世で生きることを諦めてしまいかねない人たちがいる。
 彼らは娯楽を生み出す機械人形ではなく人間だ。その生活を守るという意味でも、こういった必要最低限の常識は守っていただきたい。
 とはいえ、偶然アイデアが似ていたとかいう程度で喧嘩腰になったりはしないので、そこは安心してほしい。
 創作はお互いを尊重し、対等な関係を築いていけることが一番である。そのために、ある程度ルールは守っていきたいものだ。

 最後に、掲載されている作品を映像作品として作りたいという方、この僕、フジノタカシにシナリオを執筆して欲しいという奇特な方は、まずはTwitterのDMやFacebook等からご連絡ください。
 身元を確認し、条件などを話し合った上で、作品を委ねるかどうか、制作に参加するか否かを判断させていただきます。
 さすがに僕も、できるだけ内密のまま書いて欲しいと頼まれれば、その頼みを無視してネットに拡散するという凶行を行うほど、不義理で非常識な人間ではないので、是非とも、お気軽にご相談ください。

 さて、長々と書いてきたが、これから載せていく僕の作品を読んで、もし本当に楽しい、面白いと感じていただければ、心の底から嬉しい限りである。

 多くの方に楽しんでいただけるよう、誠心誠意励んでいくので、どうぞお楽しみに!

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