見出し画像

今日借りた本 12

 諸般の事情で貸し出し延期をしていた本たちを返却し、今回は「手塚治虫漫画全集 新宝島」「SAVE THE CATの逆襲 書くことを諦めないための脚本術」「スーパーデフォルメポーズ集」「西川伸司デザインワークス」を借りた。

 今回は1冊だけ、それも、戦後日本の漫画界に多大な影響をもたらした「新宝島」である。
 全集を出版するにあたって、手塚氏本人がリメイクしたバージョンではあるのだが、小学生か中学生の頃、今通いつめている図書館に行って読んだことがある。
 映画でいえばワイドサイズ(今のテレビ画面とそう変わらない)ぐらいのコマが4つ並んているだけという、簡素なコマ割りで構成されているのに、そこに描かれている物語の臨場感は凄まじく、藤子不二雄の2人(藤子・F・不二雄氏と藤子不二雄A氏のこと)や宮崎駿氏が、ページをめくったそばから雷に撃たれたような衝撃を受けたというのも頷ける、素晴らしい漫画だった。
 僕がクリエイターを志し、世間の人々とは一味違う形で漫画や映画を楽しめているのは、この漫画を読んだことにもあるのかもしれない。(もっといえば、中学時代に手塚漫画でも「空気の底」とか「0マン」みたいな、かなりニッチなやつばかり読んでいたのも一因かもしれないが…)

 そんな感じで、子供の頃の思い出を懐かしみながら、この4冊を読んでいきたい。
 今回は、かなり勉強になりそうな予感がする。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?