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心の中のウミウ展望台。

6/6 (土)

「ウミウ展望台に行こう」

高校来の友人からそんなLINEがありました。

(ウミウ展望台って何?)って思いましたが「まあ暇だし」と思い瞬時にOK。

そして6/12の金曜日(=今日)に行くで約束をしました。

6/11(木)

中学の友達と一緒に銭湯へ行きました。

銭湯に行く道中で「明日、ウミウ展望台に行くんだ」と友達に謎の告白。

そして友人、「何それ?どこ?」

そして僕、「知らない」

6/12(金)

朝7時、友人が家まで車でお出迎え。

一応、ウミウ展望台の場所は調べました。神奈川です。

藤沢を通り、江ノ島を通り、辿り着いたのは城ヶ島

橋を渡り、山を登りウミウ展望台付近の駐車場に到着。

ウミウ展望台の名を聞いてから六日。

ようやくその全貌が明らかになる…!

と、その前に展望台近くの海岸へ向かう。

長い、長い石段をじっくりと下る。

練り歩く。カメラを持って海岸を練り歩く。

岩礁を乗り越え、波のしぶきが届く場所までただ進む。

そして180度、広大に広がる海岸。その端に謎の洞穴を見つける。

歩く、ただただ歩く。

そしてたどり着いた洞穴。中を覗く。

「龍神」と書かれたお札が一枚。それだけ。

でも構わない。中を知れたことに、きっと意味がある。

僕は程よい疲労の中、達成感に浸っていた。

ただ忘れては行けない。まだ「ウミウ展望台」が残っている。

車に乗り込み、駐車場を出る。「ウミウ展望台」へと向かう。

そして左手、山道の途中に「ウミウ展望台」の看板が見えた

…が、通り過ぎてしまった…!

引き返さないと。ただ、山中にあるし、ちょっと引き返すのが面倒くさい。

そして体を襲う疲労感。ああ、どうしよう。なんというか…なんというかその…

友人「ウミウ展望台はもういっか」

僕「せやな」

そして北原白秋の記念碑を拝み、港でテトラポッドを堪能し城ヶ島から退散。

帰りは江ノ島に一瞬立ち寄って、相模湖で一息ついて帰宅しました。

結局、ウミウ展望台がどんな場所だったのかはわかりませんでした。

でも、これでいいのです。

潮風に身を晒し、水平線を眺めた感動。

広大な海岸を歩き、岩礁の端まで行った疲労感。

友人が過去にウミウ展望台から朝焼けを見た思い出話。

ウミウ展望台のことを思いながら作ったこれらの思い出が、僕の心の中に「僕だけのウミウ展望台」を作り上げたのですから。

何をいってるんだって?

その答えは、あなたの心の中のウミウ展望台から見えるはずです。

茶番は終わりだっ!

以下、本編です。(写真コーナー)

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「ウミウ展望台の"看板"」…写真だけ撮ってすぐに海岸に行ったのがミスだった。

画像2

「ネコ」…いっぱいいました。

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「紫陽花」…もう梅雨ですね。

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「岩礁」…広かった。フナムシが大量にいて友人は精神崩壊してました。

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「洞穴」…こんなの遠くに見えたらめっちゃ気になりません?

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「龍神」…洞穴の中身。中央のお札に「龍神」と書かれています。

画像8

「テトラポッド」…心くすぐる造形美。

いつもより早起きした影響で半ば深夜テンション。すいませんでしたっ。

それではまた。

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