タルトタタンをまとめたよ
ネコノメのYouTubeに出演したところ、コメント欄で「タタンの人だ!」「フジノタタンさんだ!」と言われていまして、いつの間にやら
フジノシン=タルトタタン
という図式が成り立っているようです。
そんならタルトタタンを紹介する記事でも書いたろかい!ってことで今パーソナルコンピューターをバコバコしています。
まずタルトタタンってどんなケーキなのかっていう説明からさせていただきますと、
リンゴをめっちゃ焼いたケーキ。以上です。
式にすると
リンゴ+焼く=タルトタタン
タルトタタン=フジノシン
リンゴ+焼く=フジノシン
リンゴ=フジノシン−焼く
リンゴ=未加熱のフジノシン
フジノシンは基本的に未加熱なので
リンゴ=フジノシン
キティさんの身長=リンゴ5つ分
フジノシンは身長178cmなので
キティさんの身長=890cm
つまりタルトタタンとは約9メートルのキティさんをこんがり焼いたケーキです。ご理解いただけましたでしょうか?
は????????????
彼はどうやら脳がタルトタタンになっているようです。サンリオ関係者の方々申し訳ありません。
気を取り直してタルトタタンの誕生秘話についてお話ししましょう。
諸説あるそうですが、有名なのがタタン姉妹が作ったとされる説です。
アップルパイを作ろうとしていたところ焼きすぎちゃって、ダメ元でパイ生地を乗せて焼いたら、なんか美味そうなのできたから客に出したら人気出たわ。みたいな感じですね。
※ちなみにこの失敗のエピソードも何パターンかあります。
失敗から生まれたケーキ、それがタルトタタンなのです。
この「失敗から生まれたケーキ」っていう言葉が僕は大好きです。
パティシエ時代、ケーキの仕込みを失敗する度にタタン姉妹のことを思い出しては、こう思っていました。
「確かに俺は今仕込みを失敗してしまったかもしれない。しかしこれを単なる失敗で終われせてはダメだ。材料の生産者さん、先輩、シェフ、皆さんに申し訳がなさ過ぎる。何より俺自身の成長に繋がらない。
そう。タタン姉妹のように失敗を成功に変える発想力。最後まで諦めない精神力。美味そうやからそのまま客に出したろという胆力。
見習わなければいけない。タタン姉妹を。
そうだ。これは失敗ではない。成功への過程なのだ。ここから俺のサクセスストーリーが始まる。未来はもう俺の手の中だ!」
そして俺は先輩に報告をする。
「先輩、私フジノシンは仕込みを失敗してしまいました。しかしこれを単なる失敗で終わらせてはいけないと思うんです。この現時点での失敗作から、未来の新商品を作りませんか?
なるんですよ俺たちが。”第2のタタン姉妹”に。
ね?ワクワクしてきたでしょ?」
その後先輩から普通に怒られました。
発想力?胆力?そんなものは必要ありません。社会人として失敗をきちんと謝れる素直さを持ちましょう。
そんなことを俺はタタンから学んだのです。
はい。気を取り直して、タタンの紹介始めていきましょうか。
アルカション(練馬)
アルカションのタルトタタンはめちゃくちゃ好きなんですよ〜。
リンゴの原型が無くなるくらいまでしっかり焼かれてて、上の生クリームとのバランスも最高です。
俺のタタン狂いはここから始まりました。
VIRON(渋谷)
「タルトタタン オススメ」
でググったらVIRONがよく出てきます。タルトタタン界では有名だと思います。
テイクアウト用と喫茶用で何やらレシピが違うと店員さんに教えてもらいましたが、テイクアウトの方は食べたことがないのでどう違うのかはサッパリわかりません。どうもこんにちは。
喫茶はタタンを温めて出してくれるのが嬉しいですね。パイ生地の塩加減もいい感じですし、料金を払えばアイスも乗せることができるのが魅力です。
タタンにはめちゃくちゃ焼いてるタイプと、ある程度リンゴの食感を残したタイプがあるんですが、VIRONはその中間あたりなのでタタン入門としてオススメです。もちろんタタンフリークが食べても満足できるほど美味しいです。
ジュンウジタ(学芸大学駅)
めっちゃ黒い!この焼き加減…最高…!!!
めちゃくちゃリンゴが濃縮されてるし、生クリームもカルバドスが効いてて美味しんですよね〜。
凄く好みのタタンです。
アステリスク(代々木上原)
厚い!デカい!美味い!
リンゴのフレッシュさが残るタイプのタタンでした。そしてこの厚さが嬉しい。
底生地がサブレ生地なのが他の店と違う点ですね。今のままでもすごく美味しいんですが、欲を言えばパイ生地の方が好みです笑
リリエンベルグ(新百合ヶ丘)
はいリリエンベルグ最高〜。好き〜。
相変わらず優しくて心に染みる味がしますわ。上のクリームがキャラメルクリームっていうのも良いですね。
人気商品ですぐなくなってしまうので、絶対予約した方がいいです。
パクタージュ(玉川学園前)
んんんん!!!!めっちゃデケェ!!!
アントルメじゃないけど2人分くらいある!そしてパイ生地のサクサク感がヤベェ!!こんなサクサクすることある!?
そんでもちろんリンゴもうめぇ!!!
なんなんですか!最高ですか!!??
サンマロー(二宮)
今まで紹介してきたのとはタイプが違いますね。
俺こういう上だけタタンになってるタイプってあんまり買わないんですけど、なんとなく買ってみたらめっちゃ美味しかったです笑
カスタードや生クリームとのバランスが絶妙だし、パイの食感と塩味もドンピシャでした。
タタンなるものは偏見を持たずに食べなくちゃな〜と学びました。
フロレゾン(神楽坂)
パティスリーではなくレストランです。
今まで食べたタタンの中で1番衝撃を受けました。
タタンとリンゴのピューレ、トンカ豆とブロンドチョコレートのアイス、ハイビスカスで着色したフレッシュのリンゴ。
タタンが凄く冷たくて、パティスリーでは味わえない温度感の一皿でした。なんかタタンの新たな一面を見せられたような感じで、めちゃくちゃ鼻息を荒くして食べてました。
シャンドワゾー(川口)
タルトタタントロピック。リンゴじゃなくて、バナナとかパイナップルを使ったタタンです。
ほんとにみんなに食べてほしい。めちゃくちゃ好きなんですよ。
フルーツの部分も美味しいんだけど、下のダマンドも美味しいんですよね。何個でも食べれるこれは。
ちなみにシャンドワゾーは普通のタタンもめっちゃ美味しい。
シンフラ(志木)
まず見た目が可愛い。シンフラのケーキは見た目が可愛い。
リンゴの部分がかなり柔らかくて美味しい。パイも少し厚めなのがいいですね。他のタタンとはまた違った印象を受けたので、タタン好きには是非食べてもらいたいですね。
ということで、気になるタタンは見つかりましたでしょうか?
この記事は随時更新する予定なので、これからもちょくちょく覗いてみてください。
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