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私の 最初で 最後の 『お医者さんごっこ』

昔のことを思い出しますのは、脳のストレッチになりますので、健康には良いものでございます。

脳がストレッチされますと、脳神経系が刺激され、それを起爆剤として、

筋・骨格系、循環系、免疫系など他の系まで、良い効果がもたらされますので、健康への良い影響は計り知れないのでございます。




さて、


みなさんは、

「お医者さんごっこ」

人生でしたことがありますでしょうか?


おそらく

ほとんどの方は「ない」と思います。



そんな中、なんとっ、私は、40年ちょい前...

「一度だけ」

お医者さんごっこ

したことがある人物なのでございました(笑)





ここからは

非常に「ショーモナイ話」であり、

自分の「思い出健康術」の為に書いておりますので、

皆様につきましては、ページを繰って、

他のページに移動してくださいませ。





あれは・・・ そうですねぇ・・・

約40年前・・・

わたしが小学校2年生だったころでしょうか・・・


近所に、

ちょっと年上のおにいちゃん医者の息子「A君」がおり、

よく遊んでいたのでございますが、


ある時、

「おい!ふじのっ!お医者さんごっこするぞ!」

と言ってきたのでございます。



「ま、まじかーー!!!」

もちろん、小学二年の私は、

どんなごっこかも知りませんでしたので、

それを言われて、

とても不安で、嫌な予感しかしなかったこと

を覚えているのでございます。



もちろん

ちょとでも年下のわたしに拒否権はございません。


現在実家で駐車場にしている場所は、けっこう広く何百坪かあり、当時はあまり手入れのしていない庭のような感じだったのでございますが、


年上のおにいちゃんA君に「お医者さんごっこするぞ」といわれて、

そこの家から離れた一角に連れていかれたのでございます。


長い草木が生えており、助けを呼んでも誰も来そうにないような場所でございましたので、


もちろん、

その時の私は、ビクビクでございました。



その場所に着くと、

「じゃあ、やろうかぁ」

と、A君が言いました。



「うん」

と断り切れない私は

かよわい声で返事をしたのでございます。




「じゃあ、はじめるぞっ」



A君は・・・


おもむろに


自分の

ズボンとパンツを

下ろして・・・・


「よろしくお願いします。」


患者になりきって

すました顔して、言ったのでございました。






「えーーーーー!」

まじか?!」

A君がそっち役なんかい!」



「患者になってんじゃん。」

「医者じゃないんかいっ!!」

「なんじゃ、コイツーーーー!!!」



と、とてもビックリしたのでございました。




しかし、

既に、

A君は、患者役になりきっているものですから、


「いたいーーー、い゛た゛い゛ーー、し゛ぬ゛ーーー」


設定のわからない病気で苦しんでおりました。



あまりの迫真の演技

私はひるんでしまったのでございますが、

こうなったら、逃げるわけにはいきません。



翠の小学二年 藤野医師は、

この目の前の病と闘うことを決心したのでございました。



「どうすればいいか・・・どうすればいいか・・・」



をグルグルグルグルめぐらせ、

あたりを見回しました。



治療に使えそうなものは・・・えーーと・・・



「葉っぱ、と、石コロ」っ!



そう判断したのでございます。




「このワケの分からない患者を、私が救わなければ・・・」




私は燃えていました。



あいかわらず、

患者である医者の息子A君は、ケツを丸出しにして、

伏臥位になって、

うなっております。



「もう大丈夫ですよ~」

「先生がきましたよ~」


と私は


A君のおケツ


「葉っぱ、と、石コロ、を挟んで」


そして、

なぜかそれを


「両手を合わせて拝んで」


治療を終了したのでした。




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・・・ちなみに


今まで書いてはいなかったのですが、

ほんとうは、A君と私だけではなく、

「私の弟」

もその現場にいたのでございました。



ということでございまして、

弟もその茶番に付き合わなくてはならず、

弟先生

A君に治療を施さなくてはならなくなったのです。



さぁーて、私の治療の次は、

弟の番。


どうするのかなぁ~

と弟を見ておりましたら・・・・



やはり、

私がやったように

「葉っぱ、と、石コロ」


A君のケツにはさんで、拝んでおりました(笑)




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ようやく、

これで、

治療の全工程は終了でございます。





A君

「良くなりました。先生、ありがとうございました。」


私達に挨拶をし、

満足げ


ケツに、葉っぱと石コロを2個ずつ、はさんだまま


パンツとズボンをあげて

自分の家に戻っていったのでした。




ようやく、

私達もその茶番から開放され

ふたりで「よかった。よかった。」と心の中で言いあい、

なんだか、やるせない気持ちを吹っ切るように

二人して走って家に帰ったのでした。




こうして、

私の最初で最後

「お医者さんごっこ」は、

無事終了したのでございます。







しかし、

その茶番から

数日後・・・



私は母に呼び出され

「A君と何して遊びよったんねー?」

と言われたのでございました。



「A君のお母さんにおこられたよ」

は言いました。



私は、「なんで?」と聞くと・・・



「A君のお母さんが、

A君があなた達と遊んだあと、

パンツに、いっぱい石コロと葉っぱを入れて帰ってきたのよぉ、

と言ってたのよね。何してたの?」



と・・・・

もちろん、

その時の私は、あの出来事を言ってはいけないような気がして

貝のように、ずって口を閉ざし

何も言わなかったのでございました。



ほんまっ!


「ア イ ツ ーーーーーーー!!!」



「何か知らんけど、オレが悪いことにしたなーーーー!!!






【ショーモナイ思い出・おわり】


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