そのままの色・・・桜色
写真の器の色が、おわかり頂けますでしょうか。
今日ほど、色味を気にかけたことはないかもしれません。
極淡い桜色、これがこの器の正しい色。
この器の木が、元々もっている、そのままの色、
それが淡い桜色。
これまでにただ一度の出会い、それ以降は
未だ一度も出会ったことがありません。
この木は、山法師。
ただし白い花が咲く山法師ではなく、ピンク色の花が咲く山法師の木。
木の中はこんな風に、きれいな淡い桜色をしています。
間伐除伐材・しかも縁のあった素材を使うという
実に手のかかることをしているその役得のひとつが
こんな風に思いもかけないものとの出会いかもしれませんね。
"木の色=茶色"と思われている方が多いようですが、
こんな色もありますよ、というお披露目です。
あいにく手元には、もうこの品物はありません。ごめんなさい。
せめて目の保養にお楽しみ頂けましたら、幸いです。