見出し画像

さくら つくりたて

昨日、知人と話していて『今日は8月1日だよね』と言ったら笑われました。

毎日たったひとりきりで、里山木工小屋へ引き籠り作業を続けていると、
一体、今日が何日で何曜日なのか、それがまるでわからなくなります。

里山木工室にエアコンはありません。扇風機もありません。あったら大変
木屑が吹雪のように飛んでしまいます😅
夏の作業の涼は木工室の窓やドアから、時折すうっと自然に入ってくる風。
それが、わずかな頼りです。

先日、作業中に異変を感じました、今、自分が何をしていたのか、これから
何をする予定だったかが、わからなくなりました。あれ、これはちょっと
おかしい・・・いくらなんでも変だ、と感じ、即時、作業を停止し、
エアコンのある場所へと移動、塩分➕水分の補給、それから落ち着くまで
しばらく休養をしました。 大丈夫、と、これまでは思ってきたのですが、
やはり今年のこの以上な暑さ、これは舐めては侮ってはいけません。

塩分➕水分の補給には気をつけてきていたのですが、これへ、➕休息、
その重要性を、このたび、ひし、と感じました。

さて、そんなこんなの日々の中、極上の桜の木を使って、ちいさな器の製作に
取り掛かっています。いうまでもなく、私の木工の素材は、間伐・除伐材ですので
それぞれの木には、すでに傷みが生じている場合があります。これらの箇所を避けたり除いたりしながらの作業ですから、決して効率の良い作業とは言いかねますが、それでも、やはり極上の桜、その桜からこぼれ落ちてくる、木の香り。
それはもう、えも言われぬ香り、なのであります。


できたてほやほやの桜の器
あとは
この木工旋盤からの脱着を待つばかり也

桜の中でも、格別な香り、そして色を誇る、この素材。これを生かし、
今の所は新しい器が6つほど出来上がる予定。

でも、ここしばらくの天候・気温などの心身への影響にも、十分に配慮しつつ
あまり極端な無理はしないように、作業を進めてゆきたいと思います。

なかなか思うに任せない逃れようのない、それぞれの大人の都合も
おありかと思われますが、どうぞ皆様もくれぐれもご無理のないように
夏の日々をお過ごしになられますように。お互いに気をつけてゆきましょう🍉