雨降る朝は夢うつつ

重い体に雨音が降り

遠くの雨に耳澄ます

うつらうつらと微睡んで

澄んだ空気に一音混じり

また一音と思い出す

記憶に残る憂いた感情

あなたが
あの頃
あの窓際で
雨の降る日に弾いていた

私ではない誰かに向けた曲

こんな雨の朝に思い出す
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