[第二回]ビールの話 その2

だいぶ空いちゃいました…すいません。見事な三日坊主でしたね。

それではビールの種類についてのお話です。
製法でわけると、大きく三種類です!
・上面発酵
・下面発酵
・自然発酵

上面発酵は、少量のビールを短期間で作るのに向きます。これで作られるのが、エールと呼ばれるビールです。日本でも大手さんが最近出し始めましたね、サントリーさんの香るエールが有名でしょうか。もともとは設備が小さくても作れるので地ビールなどで人気のタイプでした。華やかな香りが特徴です。(発酵がすすむと、もろみが浮いてくるので上面発酵とよばれるそうです)

続きまして下面発酵。こちらは大規模な設備(低温で作るため大きな冷蔵庫の中で作るイメージです)が必要で上面発酵に比べ時間はかかりますが大量に作ることが出来ます。出来上がるビールは、ラガーと言いまして、日本人には馴染みの深いいわゆるあの、ビールです!のどごしスッキリ、高温多湿な日本にピッタリのタイプです、いつ飲んでも旨いですねぇ。(もろみ、沈みます!笑)

三つめ。自然発酵、こちらは前回お話した古代のビールに近い製法です。(悪い言い方をすると放っておいたら出来るビールですが)製品として出荷するために味わいを一定に保つのは大変な苦労があるかと思います。ベルギーのランビックというのが有名でして、初めて飲んだ時の感想は…あまりの酸味に吹き出しそうになりました。馴れてくると美味しいのですが飲む方は選ぶかもしれません。

さて。これが製法での大まかな分類ですが…さらに麦の状態(焙煎したり…)やホップの量(いっぱい使ったり)、ほかの材料を入れ込んだり(フルーツやハーブ)すると細かく名前がつきます。
[エールタイプ]
ペールエール:華やかな香り。冷やしすぎに注意!
IPA:インディアンペールエールの略、インドまでビールを運ぶためにホップをいっぱい使いました!苦い苦い苦い。僕はインドの青鬼大好きです。
ベルジャンホワイト:小麦を使って、ハーブで香り付けをします。ほんのり甘くて香りも華やか、ゆっくりのみたいビールです。
スタウト:麦を焦がします!いわゆる黒ビールでコーヒーに近い風味があります。(初めて飲んだときは納豆の味と思いましたが…今は大好きです)

[ラガータイプ]
ピルスナー:日本の大手メーカーから出てるビールはほとんどコレです!すっきり爽やか、何杯飲んでもおいしいアレです。
ボック:ドイツ生まれのラガーでアルコール高め、ガツっとした飲み口です。飲むとボック(雄ヤギ)みたく元気になるからとか、美味しすぎて飲みすぎると雄ヤギに体当たりを食らったみたいにずっコケるからとか、色々な説があります。

…とまぁ、代表的なのだけ紹介してみました。スタイルでいうと100以上にもなるそうなので、この辺で勘弁して下さい。そしてだいたいはエールタイプなんだなぁ、という感じです。

荒々と紹介してみましたがどうでしょうか。飲みたくなりましたね。
今、色々と大変な時期ですが飲食店のお店の方はどこの方も一生懸命に乗り越えようとしているところと思います。ぜひ無理のない範囲で、お近くのお店に足を運んであげて下さい…!
では次回は…サラサラとウイスキーのお話をします!

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