見出し画像

外債担保ローンを活用した利回り上昇作戦【証券担保ローンの基礎シリーズ⑦】

こんにちは
ウェルスパートナー(https://wealth-partner-re.com/)で富裕層向けIFAをしている藤村大星(https://twitter.com/wp_fujimura)と申します。

低金利下の債券運用では、証券担保ローンでレバレッジをかけて自己資本に対する利回りを高めることが可能です。今回は具体例を用いて解説します。


(1)前提条件

5億円の債券で平均利回り4.5%のポートフォリオを組んでいる方が金利1%で、2億円分の借入して合計7億円の2階建て債券投資をした場合で考えます。
追加の2億円分の平均利回りも4.5%の設定にします。

(2)自己資本に対する利回りをどの程度高めることが可能か

証券担保ローンでレバレッジをかけて利回りを自己資本に対する利回りを高めることが可能です。

5億円の債券に加えて2億借入しているため総額7億円の債券ポートフォリオになります。
7億円で利回り4.5%なので税引き前利益は3150万円/年になります。
そこに借入2億の金利1%分である200万円/年のコストがかかるので、
コスト控除後の最終利益は2950万円になります。

真水の資産は5億円なので2950万円と5億円を割ると自己資本に対する利回りを求めることが可能です。計算すると6.25%になります。

証券担保ローンを活用することで、自己資本に対する利回りを4.5%から6.25%まで高めることが可能です。

(3)注意点

証券担保ローンによる2階建て債券運用で自己資本に対する利回りを高めることができますが、注意点もあります。

借りる金額が多いほど担保割れしやすいという点です。
例えば今回のケース5億円の債券を担保に掛け目50%、MC60%で2億円借りたとしたら約34%の下落で担保割れになります。
一方で借入金額を1.5億円に抑えたら約50%の下落で担保割れになります。その分、自己資本に対する利回りも下がってしまいますが、安全と利回りのどちらを優先するかです。

このことから担保割れの水準は借入金額が少なくすれば緩くなります。限界まで借入したくなるかもしれませんが、担保割れの可能性も考慮しつつ借入金額を決定しましょう。

(3)まとめ

 今回は証券担保ローンを活用した二階建ての債券運用についてでした。
効果的に活用することで保守的なポートフォリオでも自己資本に対する利回りを高めることが可能です。

無料の個別面談を実施しております。
無料個別相談は、お客様の資産状況やお悩み、投資に対するお考えをお伺いしながらアドバイスやご提案をさせて頂きます。
個別面談のお申し込みは以下フォームかXのDMからお申し込みいただければ幸いです。
今後ともよろしくお願い致します。

<ご注意事項>
・当社の所属金融商品取引業者等は株式会社SBI証券、東海東京証券株式会社、エアーズシー証券株式会社です。
・当社は所属金融商品取引業者等の代理権は有しません。
・当社はいかなる名目によるかを問わず、その行う金融商品仲介業に関して、お客様から金銭および有価証券のお預かりを行いません。
・各商品等へのご投資には、商品毎に所定の手数料や必要経費等をご負担いただく場合があります。また、各商品等は価格の変動等により損失が生じるおそれがあります。各商品等への投資に際してご負担いただく手数料等及びリスクは商品毎に異なりますので、詳細につきましては、WEBサイトの当該商品等のページ、金融商品取引法等に係る表示又は契約締結前交付書面等をご確認ください。

[金融商品仲介業者]
商号等:株式会社ウェルス・パートナー  登録番号:関東財務局長(金仲)第810号

[所属金融商品取引業者]
商号等:株式会社SBI証券 金融商品取引業者 登録番号:関東財務局長(金商)第44号、商品先物取引業者 
加入協会:日本証券業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会、一般社団法人日本STO協会、日本商品先物取引協会

商号等:東海東京証券株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第140号
加入協会:日本証券業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、一般社団法人第二種金融 商品取引業協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人日本STO協会

商号等:エアーズシー証券株式会社 金融商品取引業者 登録番号:関東財務局長(金商)第33号
加入協会:日本証券業協会

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?