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外国債券投資のリスクとデメリット【債券の基礎シリーズ②】

こんにちは
ウェルスパートナー(https://wealth-partner-re.com/)で富裕層向けIFAをしている藤村大星(https://twitter.com/wp_fujimura)と申します。

外国債券投資のメリットについては多くの情報がある一方で、リスクとデメリットについてはあまりないなと感じたため今回は「債券投資のリスクとデメリットについて」解説していきます。


(1)リスクとデメリット

債券投資のリスクとデメリットはかなり密接しているので、大きく5つのテーマに分けて解説しようと思います。

・価格変動リスク

債券も株式と同様に価格の変動が毎日あります。
最近だと長期債への投資をする方が増えていますが、期間が長い債券ほど金利が変動したときの価格変動幅は大きくなります。

債券は償還まで保有すれば単価100で帰ってくるため、価格変動リスクはないという考え方もできますが、万が一のことが起こり途中売却しなければならない場合は時価での売却になるため、損失が出る可能性があります。
途中売却前提ではないとしても価格変動リスクも意識して債券投資をしましょう。
債券価格の変動要因については以下の記事で解説しています。

・金利上昇に弱い

金利と債券価格はシーソーのような関係になっています。
金利が上昇(低下)すると債券価格は下落(上昇)するという関係性です。

特に期間が長い債券ほど金利が変動したときの価格変動幅は大きくなります。金利上昇局面だと債券単価は下落する傾向があるので売却するタイミングは注意が必要です。(買う場合はいいタイミング)

・円高リスク

外国債券投資において一番身近なリスクです。
円以外の通貨で債券投資する場合に為替リスクが生じます。
例えば米ドル建て社債に投資する場合は米ドルでの投資になり、債券の利金や償還時に帰ってくる資金も米ドルになります。

外貨ベースでは為替リスクは関係ないですが、為替が円高になった際は円建てにするとマイナスが出てしまうこともあります。

債券の利回りから逆算して、どの程度の円高まで耐えられるのか損益分岐為替を把握することが大切です。

・発行体の債務不履行リスク

債務不履行とは発行体の財務内容が悪化して債券の利払いや償還が約束通りに行われなくなることをいいます。
格付けが高い発行体を選べば発生する可能性は高くはありませんが、債券投資における1番大きなリスクになります。基本的に発行体が破綻したら投資した債券は戻ってこないと考えて投資をしましょう。

そのため、発行体の信用力を分析してから投資する必要があります。
一つの目安として、債券には格付けが付与されているので、投資適格であるBBB−以上の債券に投資するようにしましょう。

発行体の選び方については以下の記事で解説しています。

・流動性リスク

債券は株価と異なり売値と買値の乖離が結構あるので短期売買などは向いていないです。更に需要と供給で売買されるので売りたい時に売れないこともあります。

例えば、投資先が破綻しそうだというニュースが出たら持っている債券を売却したいと思いますが、皆が売りたいと思うので買い手がいないと売却できなことがあります。売却できたとしても低い値段でしか売れないこともあります。

(2)まとめ

今回は外国債券に投資する際のリスクとデメリットについてでした。金融資産の中ではリスクが低い分類の資産ですが、リスクやデメリットはあるのでリスクも理解した上で投資しましょう。

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