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かわりにできることにこだわる

先日、ある女性の方からとても良い、印象に残るお話をお聞きしました。

そのお話というのは、「子供が小さい時から、毎年の子どもの誕生日、クリスマスの日は、必ず手作りでケーキを作って、食べさせている。クリスマスはチキンも手作りする」ということです。

チキンまで手作りとなると丸1日がかりで、かなりたいへんなのですが、一度も欠かしたことはなく、かなりこだわりを持って取り組み続けてきたと言います。おそらく、休みにくい職場ながらも、当日は早退や有休で対応されていたのでしょう。

その方は、今よりも女性社員が勤続しにくい時代に、営業や新規事業立ち上げの責任者などを歴任されてきた方です。女性の営業職で出産後に復職した人は、当時その会社でほとんどいなかったそうです。

子どもが複数人いるのですが、深夜帰りも多く、晩御飯も作れず放置状態だったことも日常的だったそうです。もっと子どもに関わる時間もとれるとよい、しかし、今すぐそれができない現状もある。だからこそ、自分の中で特別な日と決めている日は、徹底して子供のために時間を使うのだと言います。

その方いわく、
・それだけこだわって作ったものは、記憶に残ってくれる。
・普段は子どもと一緒にいる時間が限られているが、「愛された」という記憶は残してあげたい
・何かが難しい環境ならばその環境なりに、メリハリつけてできることで工夫すればよい。

ということです。

このお話に、発想の転換と、新鮮な気付きを得た思いです。

何かができない理由を探すのは簡単だが、その理由止まりになっていないか。できる方法はないか

・普段、夜も含めて一緒にいることがなかなかできないなら、特別な日は徹底してこだわることに取り組む。何かをやりたいとして、それとまったく同じことがどうしてもできない環境なら、工夫して代替の方法を実行できないか

そもそも、自分が大切だと思っていることや人に、本質的に向き合おうとしているか

これらは、子育て以外に、仕事も含めてすべてに通じる視点だと思います。

手作りケーキという、まったく同じことが私にもできるかというとかなり難しいですが、、この視点をヒントとして、自分の明日からの行動を見直したいと思います。

<本日の一言>
何かができないなら、かわりにできることを探す。

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