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CD売らないプロジェクト

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藤森愛による新プロジェクト「INSIDE RECORDING」始動!新譜を前売り販売し、曲作りからレコーディングまでの制作過程を全公開。さらにCDを作らず、音源を全て無料ダウンロ… もっと読む
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記事一覧

CDをやめる上で考えていたあれこれ

今年は全国各地でフリーライブをやりまくって、QRコードが付いた無料ダウンロードカードをばら撒きまくる予定でした。 2018年頃から前もって制作費用をクラウドファンディングで募り、CDをやめて全曲無料ダウンロードにして、マネタイズを音楽じゃないものに変えていっています。それもこれもストリーミング化が進んだことにより"音楽を買う"という概念がなくなり、CDで生計を立てている状況に危機感を覚えたからです。ちなみに私も音楽を買うことはほぼありません。 代わりに制作過程を見せたり、

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何者でもない者を目指して

25歳の時に作った一発公開レコーディング「四半世紀」を折に、シンガーソングライターという枠からはみ出すことばかり考えてきました。スキルを分散させることで他とは比べられない"シンガーソングライター"からこの世に一人だけの"藤森愛"になろうとしてたんです。 そのためにシンガーソングライターがやらないことをあえてやってきました。シンガーソングライターがCDを作らない、シンガーソングライターが音楽を売らない、シンガーソングライターが絵を売る、シンガーソングライターが歌わない、シンガ

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出ている答えに興味はない

「ダウンロードもやってCDも売ればいいじゃん」と言われたことがあるのですが、新しい方へ移行する時って今までやっていたことをやめないと伝わりにくいんですよね。 iPhoneからイヤホンジャックの穴がなくならなかったらBluetoothイヤホンを買おうと思わないのと同じで、私が今でもCDを売り続けながらダウンロードをやっていたとしたら、今ほどダウンロード版やCD以外の物は売れずにやっぱりCDに戻そうとなったと思います。 このプロジェクトを始めて約1年、CDをバカにしていると言

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CDを売らなくなってから考えるようになったこと

今年もCDを売らないで活動していこうとしている人です。 レコ発とはよく言いますが、昨年は"レコ無しリリースツアー"というタイトルで文字通りCDを売らずに、音楽は無料ダウンロードできるようにし、歌詞譜面などが載ったブックレットとグッズを販売しました。 それで売り上げはあるのかとよく心配されましたが、CDを売っていた時と全く変わらないんですよ。じゃあなぜ売り上げが変わらなかったのかを考えてみました! 単純にグッズ内容をめちゃくちゃ考えるようになったCDはライブハウスシーンで

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CDを売らなくても生きていける未来への選択肢を増やすために

今の私に何が出来るのかと言うと、こんなことをしたらこんなことが起きるという実践結果を見せていくことです。 私一人の力でCDが売れない時代を変えることは出来ないし、ミュージシャンが食べていける環境を用意できるわけではありません。ただノウハウを伝えたり、こんなことも出来るのだという選択肢を見せることは出来ます。 "CDはなくなるでしょうね"と言ってYouTuberになる奥田民生さんや、アルバムをCDとしてリリースするのはこれで最後と言った1万人規模の全国ツアーをするアーティス

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敵わない相手のライバルにならない

CDを売らないと決めた今、音楽があっても届ける物体がありません。でも逆を言えば何にでも音楽を乗せて届けられるということです! CDを売らないと他に売るものがないとよく聞きますが、こんなに物が溢れている世の中でそんなことはないと思います。むしろどんな物でも簡単に手に入る時代になったため物自体の価値は下がり、データでのやり取りが増え、CDも売れなくなってきている状態です。では、どんな物なら売れるのかを考えなければなりません。 大企業の強み大企業は最初に莫大なコストをかけて大量

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賛成も反対もそのままでいい

福田良彦岩国市長への表敬訪問が「日刊いわくに」新聞へ掲載されました!イラストやCDを売らないプロジェクトについて大きな記事へ詳しく書かれています。 そしてこの時に寄贈した岩国をテーマに書き下ろした原画はなんと!市長応接室に飾られているそうです!!本当に光栄です。。。私がシンガーソングライターだけを、イラストレーターだけをやっている人間だったらこうはならなかったと思います。 さらに山口県美祢市にある秋吉台で、FROM STRING上原さんと映像作品を制作しました!夕日に輝く

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CDという入れ物を飛び出した先へ

恐らく皆さんが一番気になるのがこの部分だと思うのですが、CDをやめて売り上げは以前よりも上がりました。単純にCDより単価が高いものを売っていることと、グッズのバリエーションが増えたからです。どちらもCDをやめなければ考えなかったことだと思います。だから考える時間はものすごく増えました。 CDをやめると宣言したあの頃(1年経っていないことにびっくり)、それでも応援し続けてくれた皆さんには本当に感謝ばかりです。皆さんのおかげで私は新しいチャレンジをし続けることが出来ます! こ

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CDが売れないことを恐れてはいけない

"CDが売れない時代"とよく聞きますが、これは少し分かりにくいなあと思っています。私的には、"CDプレイヤーが売っていない時代"、"音楽はほぼ無料で聴ける時代"の方が分かりやすい。 これは何度も言っているのですが、決してCDを売りたくないわけではなく、CD自体が音楽を届ける上で高いハードルになってしまっている現状があることを伝えたくて再び綴ります。 音楽を聴くまでのハードルの高さ【CDの場合】 ①気になるアーティストがいる ②CDを買う ③CDを読み込む ④読み込んだ機器

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CDにしなかったことで大変だったこと

今年から音楽は無料にして、CDの代わりの物を売ることに挑戦しています。物販はついにCD付きの作品が「四半世紀」のみになり、それ以外はダウンロードスタイルになりました。 当然この先もCDではない物で届けていくのですがこれがなかなか大変で、"どんな物にするのか"を考えなければならない。今までは何の疑いもなく新曲を作って、レコーディングして、CDプレスして、販売!だったのが、音が出来上がったはいいけど乗せるものがない!となるわけです。さあ困ったぞ!(笑) 他にもCDを売らないレ

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音を無料にする理由

2nd EP「再起動音」をマスタリングした「RESTART SOUND」の無料ダウンロードがスタートしましたーーー〜〜〜!!! 無料ダウンロードはこちら(※ダウンロードはPCのみ・聴くことはスマホでも出来ます) ふらっと行ったニューヨークでまさかマスタリングができて写真まで撮れるとは思いもしませんでした…。 そしてタムロリエちゃんがいなかったら叶わなかった今回の旅。日本帰ってきたら美味しい和食ご馳走するね(笑)タムロリエちゃんは将来、日本とニューヨークを結ぶ役割をしたい

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音楽を聴くこと以上の付加価値を

ありがたいことに、CDを売らない"レコ無しツアー"をきっかけに話をしたいと言っていただける機会が増えました! 10月中旬にリリース予定のマスタリングした2nd EP「再起動音」は、ニューヨークで出会った世界で活躍するカメラマンに撮ってもらった写真を形にしたかったのと、あの景色を少しでも皆さんとシェアしたくてフォトブックにすることにしました。 おっと!手が滑ってジャケット写真を公開しちゃったよ! CDにしない場合はその理由やストーリーを大切にしていて、音楽を聴くこと以上の

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CDを売らないことに挑戦できたワケ

もし藤森愛がいきなりダウンロード&ストリーミング配信でリリースをして、CDの代わりにブックレットを発売した場合、恐らくそんなに聴かれないし売れなかったと思います。 私はCDを売らないことに挑戦するために4つのことを行いました! 作ることからエンターテイメントにする完成した物を販売するのが本来の流れですが、曲作りやプロジェクトで起きるトラブル、レコーディング現場すらもエンターテイメントとし、制作過程の全てを応援してくれる皆さんと共有することから始めました。それが「INSID

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SSWがCDを売らないで食べていくためには

何からシェアしていけばいいのか私もまだ手探り状態ですが…、まず最大の疑問がCDを売らずしてどうやって活動費を捻出していくのかということだと思います。 音楽を購入して聴いている人は減っているiTunes StoreやSpotifyなどの配信サービスは、多くの人に知ってもらうチャンスに繋がる画期的なプラットフォームです。しかしあまり売り上げに繋がらず、結局CDも売るみたいな流れをよく聞きます。ダウンロードの利益は1曲数百円、ストリーミングの利益は1再生0.2〜1.3円なので当然

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