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オラファー・エリアソン展を見るため、麻布台ヒルズギャラリーに行ってきた

行ってきました!

下記の展示に行ったとき、気になる展示のチラシを見つけたんですよ。それがこの「オラファー・エリアソン展:相互に繋がりあう瞬間が協和する周期」です。

感想。

  • メインである「瞬間の家」というインスタレーション、すごすぎ! ここだけ仕切られていて、中は真っ暗。その一角に、ホースを使って水をうねうねと出しています。そして部屋全体をストロボの光で点滅させているのです。

  • あかりがついてる瞬間しか水を見ることができないのだけど、絶えず水は形を変えてるので、次の瞬間には別の形になっている。暴れ回ってるミミズくらいの激しさ。なんかもう無心でずっと見ちゃった。ちょっとしたベンチスペースもあったので、座ることもできたし。

  • 「瞬間」ってなんだ?「時間」ってなんだ?って帰り道いろいろ考えてしまった。

  • 展示物自体はそんなに多くないので、ひとつひとつをじっくり見られる。

  • 「呼吸のための空気」っていうのが好きだった。扇風機がくっついてて、ゴミ捨て場で暮らしているエイリアンみたいだなって思った。

  • ドローイングマシンがあった。係の人が紙をセットすると、一生懸命動いて、不思議な模様を描いていた。それをお客さんがみんなで見守っていた。飾ってある他の作品にも、別の展示の中でドローイングマシン(またはそれに準じる仕組み)で描かれたものも多い。展示って、つくられてる間もまた展示なんだなあ。

  • 一番最後にインタビュー映像が流れていて、それも興味深かった。アーティストの人って、言葉選びからすでに世界観が成り立っているなと思った。

  • コラボカフェみたいなところがあったけど、時間が取れず、寄ることができなかった。

  • 公式のブックレットを購入したのだけど、これはまじで買ったほうがいいぞ! 作品の写真があり、説明が書いてある。最後にはちょっとした対談と解説。説明自体は多いわけではないのだけど、これ純粋に書籍として美しいから。卒業アルバムかいってくらいしっかりしたハードカバーで、背表紙のタイトルは箔押し。しかも小口染といって、背表紙がない部分の三面が全部金色なの。おまけに表紙は2パターンから選べる。何? 2750円は高いと思うかもしれないけど、装丁から考えるとおつりが来ると思った。

  • もうひとつの目玉展示である「相互に繋がりあう瞬間が共和する周期」は、ひとつだけ別のスペースに展示してあります。ロビーみたいなところにあるので、無料で見られるよ。展示は気になるけどお金が……という方、もし近くまで行く機会があるなら、これだけ見るのもありかも!

全部で四つくらいある。

ちなみに今回の展示場所だった麻布台ヒルズ。
初めて行きましたが、なんか聞いたことあるな……と思ったら、この展示で話が出ていたわ。

移動中いくつか建物を見てみた。
まだ工事中っぽいところも多かったけど、不思議な場所だったな。

伊達巻みたいな謎の建物

伊達巻みたい。

建物に柱が巻き付いているみたい。

展示は3月いっぱいらしいので、気になる方は急げ!

書いてみたいもんだぜ……いい文章、ってやつを、サ。