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【野菜ソムリエのソロキャンプ】秋の思い出、鹿嶺高原へ

ヘイヘイ。
すっかり深まっています。更新が滞っていましたが、秋の思い出を書いていきたいと思います。今日は、その1つ、長野県伊那市の鹿嶺高原キャンプ場で楽しんだハンモックキャンプについて書いてみます。

<2022年9月16日>
畑で夏野菜の整理と、秋植え野菜の準備に、思いのほか手間取った9月半ば。自分の畑で収穫した野菜をいくつ持ち、予定の出発時間を過ぎて、長野県諏訪郡富士見町を出発。杖突峠を越えて、伊那に向かいました。

稲が色付いた長野県諏訪郡富士見町

今回向かうのは、南アルプスをはさんでちょうど反対側にある長野県伊那市。南アルプス登山の玄関口、北沢峠に向かう仙流壮近くのバス停手前から、標高1800Mの鹿嶺高原キャンプ場を目指します。

なぜ、鹿嶺高原に行こうと思ったのか。毎年、秋になると南アルプスの北端、入笠山から伊那側の稜線をハイキングします。そのルート上、ところどころで「入笠山〜鹿嶺高原トレッキングコース」というプレートを見かけます。

トレッキングルート上の高座岩より、伊那方面をのぞむ。

このルートを歩き通してみたいな。以前から、鹿嶺高原側のトレイルヘッドを見ておきたいと思っていました。鹿嶺高原にあるキャンプ場には、ソロキャンプ用に少人数のサイトがあります。たまたま、林間のソロスペースに一つ空きがあったので、秋キャンプの楽しみを兼ねて、出かけてみました。

キャンプ場は、南アルプスに向かうバス停の近くというイメージでしたが、その手前から鹿嶺高原に向かうやく10キロの山道が思いのほか遠い。軽自動車のジムニーのエンジンを唸らせながら登り、キャンプ場についたときは、もう陽がすっかり傾いていました。キャンプ場の管理人さんにご心配とご迷惑をおかけしました。申し訳ありませんでした。

今回のスペースは、ソロキャンプ2組限定の林間サイト。すでに、お一人がサイトの設営を終えて、くつろいでおられたので、ご挨拶。夕方の薄明が消える前に、自分もセッティングを急ぎました。

今回は、夏のお昼寝にぴったりのハンモック、柔らかい素材Kammok Roo Double。そしてタープ は、五角形の形が特徴のEXPED Trekking Tarp。焚き火台は、野営具兵学校の79式算盤火床×笹舟。いつか入笠山からトレッキングコースを歩いてくることを夢見て、軽量装備のハンモック泊です。

この夜、畑作業の疲れもあって、夜ご飯は、メスティン で炊いたご飯に、レトルトのガパオライスの素をかけて簡単に。

焚き火をして、ビールを飲みながら美しい月をながめ、早めにハンモックに入りました。時々、寒さで目が覚め、外に出てみると、9月半ばというより晩秋を思うような冷えた夜空に、月が輝いていました。鹿の声を聞きながら、思い切って来てよかったと思いながら、またハンモックに入りました。

<2022年9月17日>
朝6時前、薄手のハンモックとシュラフでは、寒過ぎた夜が明け、東の空に南アルプスがシルエットを浮かべた朝。

林間に射す朝日が、ハンモックとタープ を美しく浮かび上がらせます。
EXPED Trekking Tarpは、五角形の長辺が長いので、こんな感じでハンモック を覆うことができます。

長辺を拾った枝で跳ね上げると、こんな感じでハンモックが収まっています。
高原は、秋も深まっているので虫はいないかな、と思ったのですが、念のため、Kammok Dragon Flyというバグネットでハンモックを覆いました。これは正解!夜、電気を付けていなくても、呼気のCO2に虫が反応して寄ってくるので、ネットがないと不快だったと思います。

畑作業の続きがあって、早々に帰らねばなりませんが、野菜ソムリエのソロキャンプ。持ってきた畑の野菜で、朝ごはんを楽しむことにしました。

持ってきたのは、今日にも畑から撤収する夏野菜たち。大きな実をたくさんつけてくれたトマトの麗夏、甘かったシチリアン・ミニトマト、ピーマンのデカチャンプ、オレンジ色のミニ・カラーパプリカ。初夏に収穫した玉ねぎとジャガイモ。全て、うちの畑の野菜たち。

夏の間ありがとうの気持ちを込めて、夜の間に冷えた体を、温めるポトフを作りました。

夏の太陽を蓄えた野菜たちは甘くて、アツアツのポトフができました。

うっかりハーブとクリームチーズを持ってくるのを忘れて残念でしたが、自家製のワッフルには、スモークサーモンを載せて北欧流にします。

コーヒーは、北欧流の森のコーヒー。ノルウェーのケトルで、そのまま豆を煮出したアツアツです。

調べておきたかった入笠山〜鹿嶺高原トレッキングコースの、鹿嶺高原側のトレイルヘッドも確認できました。

一日中、ハンモックに入って居たいぐらいですが、畑に帰らねばなりません。

名残惜しい気持ちで、駐車場に向かうと、昨日は暗くてよくわからなかった眺望がひらけていました。北アルプスまでバッチリと見えます。

とても良いキャンプ場でした。ハイシーズンは人気が高くて、予約が難しいようですが、空いているタイミングを見て、また訪れたい場所です。次回は、軽量化した装備を背負って、歩いて行きたいなと思います。

今回使用したキャンプ・ギアについては、別の記事で感想を書きたいと思います。

今回初使用の79式算盤火床の笹船(火床部分)

読んで頂き、ありがとうございました。
ヘイドー。

【今回の主な装備】
○ハンモック
Kammok Roo Double, Pongo Pad, Dragon Fly, Python 10, Joey Gear Sling
○タープ 
EXPED Trekking Tarp
○焚き火台
野営具兵学校 79式算盤火床×笹船
○補助火器
野営具兵学校 風火蔵×アルコールストーブ(RSR)
PRIMUS フェムストーブ
○食器類
Trangia Mess Tins
Eagle Products ケトル
Belmontチタンクッカー


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