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【野菜ソムリエの畑 2023】夏、敢えて収穫しない畑はありか。実験へ。

ヘイヘイ。
すっかりご無沙汰して、冬が終わっていました。

東京のソメイヨシノは、まだぎりぎり見頃。
八ヶ岳山麓は、ようやくすっかり春めいています。クロッカスが咲いて、チューリップの葉が伸びてきました。

畑をやっている皆さん、いよいよ今シーズンの活動本番ですね。
そして春は異動のシーズン。
今シーズンは、なかなか畑に行けなくなりそうだなぁ。

そう心配な方がいらっしゃるかもしれません。
実は、自分もそうなんです。
7月から仕事の転機を迎えることになり、夏以降は、めっきり畑作業をできなくなりそうです。

夏の野菜畑は大変です。
水やりは、ポリタンク何個分も水を運び、草刈りは終わり知らず。

雑草だけではありません。夏野菜の代表格、おいしいキュウリやトマトも、脇芽や蔓の剪定、実の収穫と休む暇がありません。

1週間目を離すと、ものすごく巨大だったり、曲がったキュウリや、採り遅れて割れたトマトでいっぱい。放置すれば、カビや細菌の病気が蔓延。ご近所の畑にもご迷惑をかけてしまいます。

面倒が見れないなら、野菜づくりをやめて、畑をお返しするしかないかな、と思い始めていました。

寂しい気持ちで、春浅い畑をながめると、氷点下20度近くに冷え込んだ、今年の厳しい冬を越したニンニク、玉ねぎが育っています。この子たちは、植え付けから八か月を経て、6月なかば、梅雨の合間に収穫の予定です。

これからフサフサ育つニンニク

イチゴも、花をつけはじめ、ナナホシテントウが、アブラムシを駆除してくれていました。

ニンニクと玉ねぎは、初夏に収穫すれば、保存も効いて、一年中料理にたっぷり使えて、とてもありがたい大地の恵です。

2022年の玉ねぎ
2022年のホワイト六片

初夏に摘むイチゴも、甘くて香り高くて、うれしい実りです。

2022年のいちご

この冬越しの実りは、代え難い。

はたと思いつきました。
そうか、畑利用の考え方を、冬と夏で逆にしたらどうだろう。

「冬越し野菜を作るための畑」という割り切り。夏は実質、お休み。

夏の間は、時々でも畑に来て、夏空の下で育つ野菜を見て、楽しんでみよう。

ミツバチが受粉している様子を、そっと観察してみよう。

うちのキュウリの受粉をお手伝い

でも、たまには自家製野菜やハーブを使ったご飯を楽しみたい。

畑作業のまかない飯、新ジャガとディルの北欧オープンサンド。好物!

これまでは、夏野菜の収穫量を上げることを考えてきました。
自分自身、その発想を変えて実践できるでしょうか。梅雨の頃までに準備を整え、今年の夏は実験です。

具体的に試してみることは、大きく2つ。

⒈  夏野菜のお世話にかける時間を最小限にしたい。
植え付ける野菜の種類や本数を大幅に減らし、かつ一本仕立てで収穫量を抑える株づくりを工夫してみよう。

問題は、猛烈な雑草との戦い。
盛夏は、毎週、欠かさず、何時間も雑草処理に費やしてきました。

2.  雑草処理がやりやすい通路の広さと使い方を工夫してみよう。
作付けが減る分、通路を広くして、休耕地に撒かれる麦科の草の種を撒いて、地面を覆おえるか、試してみようかと思います。

うまく行くでしょうか。
中途半端だと、病害虫の巣窟となり、周りにご迷惑をかけてしまうのが心配です。
そうならないように、気をつけながら、noteでレポートしていきます。

 時間的制約の中で、野菜づくりを楽しむ方の参考になれば うれしいです。

今日も読んでいただき、ありがとうございました。
ヘイドー。

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