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働きやすい職場づくりのために貢献したい

わかものたち(学生)は、一体どのような会社に勤めたいのでしょうか?どのような会社が働きやすいと思うのでしょうか?最近、縁があってよくそのようなことを考えます。

自己分析

会社を選ぶ、仕事を選ぶというのは、簡単な決断ではないので悩みます。悩んでしまって、どうすればいいのかわからなくなって、もうどこでもいいや、みたいな選び方をしてしまう人も多いのではないでしょうか。後悔をしないように会社や仕事を選ぶためには、そのための準備が十分に必要です。

準備のための一つの方法としては、自己分析をするというのがあります。自己分析をすると簡単に言いますが、これはかなり深いものなのです。自分のやりたいことや、そのやりたいことを選ぶための基準、強み、身についた能力、価値観、などなど様々な尺度があって、そこから自分のやりたい仕事を選ぶ。これは決して簡単なことではありません。自己分析の方法、というだけでもいろんな方法がありますからね。ただ、自分の事を分析して理解を深める機会は、頻繁にはないので、是非理解を深めて自分を知ってほしいですね。

存在価値

さて、今日の話。私の住む富士市では、「チャレンジセミナー」と題したイベントが開催されました。

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セミナーのタイトルは、「女性とわかものからまちと企業へのラブレター」です。静岡大学の荻野先生と市民団体「Power up Fuji」が実施したアンケートを読み解きました。母数はそんなに膨大ではないものの、地方の学生の声が反映されたものになっていました。

アンケートの内容から出てきた事として、学生が地域での活動に主体的に様々な活動に取り組めるという感覚があるかどうかが問われているようです。特に今の学生にはそういった感覚が自分自身にとってプラスになるようです。よく「存在価値」といいますが、学生も存在価値を感じなければ、声高に文句を言わずに静かに去っていくのでしょう。よく愛情の反対は無関心といいますが、地域からのわかもの世代の流出に関しては、無関心という反応が影響しているように思います。

働きやすい会社

地方の会社に目を向けると、社員一人一人を尊重した働きがいのある会社がどれだけ増えてくるかが必要だと考えます。どのような立場であっても、存在を認める、行動を認める、そして結果を認める、のように、やはり相手を「認める」のは必要です。わかものでもシニアでも、どのような世代に対しても、お互いを認めることは必要でしょう。よく、相手の意見をきかずに、仮に聞いていたとしても「きいたようなふり」をして、残念ながら相手と向き合わないような人がいます。何か相手から意見を言われること自体、不快そうに感じる様子を見せる人もいます。そんな状況では、どんなに有為な若わかものが入社してきても、定着しなくなってしまうかもしれません。わかものが自分の能力を発揮して、主体的に働けるようになるためには、彼らが自分自身の存在価値を認められるような環境でなければ、厳しいのです。

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実際に働きやすさを追求し、様々な工夫を試行錯誤で行ってきた地方の中小企業が富士にもあります。今日、ご発表されていた一般社団法人careerCsの代表理事、南谷さんが、同じ職場のメンバーと働きやすさを追求して取り組んできた内容をご発表されていました。私が富士を出ていったのと同じ2004年に、南谷さんは、人材派遣や職業訓練などを手掛ける静岡キャリアステーションでお仕事を始められ、今に至ります。何度かお仕事でご一緒させていただくことが増えていますが、地域の企業の人たちのために温かく接している南谷さんの姿を何度もお見かけします。その姿があるのは、働きやすい職場で仕事をされているからなのかなって思います。事務所で聞こえる穏やかな音楽に癒される職場をつくっているのが、とても印象に残っています。

想いが届きますように・・・

さて、セミナーの後半では、高校生からシニア層の方々まで、様々な人たちが集まってのグループワーク。短い時間でしたが、それぞれの立場で考えていることが聞けて面白かったです。そして、それぞれの想いを言葉にしてラブレターを送る。地域の中小企業事業者へ、市民の方へ、学生へ、その他わかものへ・・・様々な人たちへ想いが届くのか?

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なぜ働くのか?働くだけではなく、生きるためにどのような事を考えるのか?そして、これから巣立つまでの間に、地域でどのような活動をするのか?それぞれの人たちの想いが、社会の中でもっともっと結びついていくような場が増えてくるといいなって思いました。

結びついていくためには地道な活動が必要だと思います。私は、これまでの人生を振り返ってみると、何か水がじわじわと浸透していくかのように取り組むのがなじむ生き方です。働く人たちが働きやすく、関わる人たちがお互いを尊重し合って意見をぶつけあえる、そのような職場が、少しずつじわじわと増えてくると、地域の可能性が広がりそうな感じがします。スピーディーにやるのならば、そのときのために準備をして一気に広げる。少なくても、私の地元、富士市にはそのような可能性があるのは間違いないです。あまり人から言われることなく、自分の信念をもって取り組んでいきます。地域に広がる可能性のために。想いが届きますように。

改めて私の自己紹介、良かったらご覧ください。

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