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連携しよう!~研修の現場から~

あの部署とこの部署の仲が悪い。同じ業務をやっているのに、AチームとBチームは全然うまくいっていない。様々な組織でその様子が見られます。

今日のオンライン研修のテーマは連携。画像にある資料を使って進めていきました。上述のように、仲の悪い、いがみあいばっかりしている部署同士が、どうすれば連携して仕事ができるようになるのか、成果を出せるのかを考えてもらいました。

私は、連携するために最も重要なキーワードは「相互理解」だと思います。お互いのことを理解し合う、ということですが、コミュニケーションをとって理解をするのは当たり前です。さらに踏み込んで考えてほしいのは、お互いに理解し合う対象として何を大事にすべきかということです。

「価値観」を確認してもらいたいのです。何を大事に、何を大切にして物事を進めるのか?仕事をするのか?自他の価値観もわからずに話をしても、結局連携なんてとれるはずがなく、仲の悪いままなのです。

もし対立が激しくなってしまったときには、価値観をまず理解し合う必要があります。ですので、価値観の確認から始めましょう。そのときには、自分の価値観を一方的に伝えてわかってもらおうとして終わりにするのではなく、相手の価値観もわかるようにします。価値観の相互確認が必要です。そうでなければ、結局はお互いを理解しあえずに、わだかまりを抱えたままになってしまうのです。価値観をお互いに理解し、歩み寄っていくところからスタートしてほしいのです。

そして、価値観をお互いに理解しあえたら、次はお互いの想いや考えを整理していきましょう。想いや考えを整理して可視化した段階で、お互いの言い分をぶつけあって一緒に「OK!」と心置きなくいえる部分はどこかを探ります。そのときには、妥協して終わらせようとするのではなく、お互いに心置きなくいえるようにするのが大切なのです。win-winとよく言われますが、まさにその点を大切にしてほしいのです。お互いに利になる点を整理しておくといいですね。

お互いに好戦的になるのではなく、協創するのです。協創して新しいものを生み出すように努力していけば、きっと成果は出せます。無益な戦いをし続けるのではなく、お互いに協創の場面を楽しめるようにしていきたいものです。

本日の連携にかかわる研修はあっという間に終わりましたが、それでも、ポイントをおさえてメリハリつけて伝えることができたと思います(受講者アンケートを見る限り)。チームビルディングなどの手法で仲良くなるのも大切ですが、そこでビルディングでおしまいではなく、チームとして定着していくために、お互いが連携するというスタイルが確立できると良いですね。

連携です。簡単に使用される言葉、「連携」ですが、簡単に片づけてしまってはいけません。大切なことを整理し、お互いに連携して成果を出せるようにしていく手段を考えて実行するのが求められますね。

私にとっても、とても学びの多い研修の時間になりました!

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