【ドローン配送ベンチャーCEO観測】レベル4解禁の本命!ドローン物流の外観と市場規模の予測まとめ
世界中で導入検討が進む、ドローンによる物流がなぜ注目されているのか?を解説します。
2022年8月現在がどのような環境に置かれているかの説明です。
ドローンの飛行レベルとは
上記の図は令和4年4月の内閣官房小型無人機対策推進室による資料です。
2022年12月までに「人や街の上を、目視せず遠隔監視での飛行」を許可する法律が施行されるよ、というものです。(航空法自体はすでに法改正済み)
これまでいわゆる「ドローン」はラジコンと同様に目視しながら操縦or自動飛行する事が前提でした。その為、現在のドローン市場及びドローン業界は「空撮」「点検」「農薬散布」「測量」でのみビジネス化されています。
一方で、レベル3と言われる「無人地帯での目視外飛行」は、一部地域を限定して開始しているものの、無人地帯を論理的に定義することは難しい為、ビジネス化の事例は現状ほぼありません(認識誤りがあればどなたかご指摘下さいませ)
これが、2022年12月までにレベル4飛行の条件が明示される事で、レベル4に準じた開発やビジネス化が一気に加速されると期待されています。
ドローン物流の市場規模予測
上記の図は内閣官房ドローン室の市場規模スライドであり、各分野の内訳額は元データとなっているインプレス総合研究所資料に掲載されています。
ちなみに2027年の物流分野は830億円の予測値となっています。但し、筆者の見立てでは2027年頃は1000億円程度まで増えるとみています(この辺は細かい話の為、興味ある方は直接ご連絡下さい)
ちなみに参考までに、2022年のAIビジネスの主要8市場合計で約800億円程度の市場規模、eスポーツの世界全体での市場規模で1000億円程度、国内PR業界の市場規模も1000億円と言われている為、この辺りと同程度の規模と予測されます。
現在ほとんど存在しない市場が、ここまで市場規模が拡大するという予測に期待が高まりますね。
なお、2030年代においてはラストマイル物流の新たな手段として、更に利用拡大が見込まれる為、ターゲットはラストマイル物流3兆円市場と言われています。
外観の説明は以上とし、次回はドローン物流のビジネスパターンを解説したいと思います。
ここまでお読み下さりありがとうございました。
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