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Go for local,Act for local.半径100メートルの経済を回そう。

リーマンショックだって、東日本大震災だって、乗り越えた。けれど、ここまでひととひとを分断した戦いは、はじめてだ。 ひとの営みはときに、地震や、津波や、戦争。予想もしなかった、大きな災禍に見舞われる。そんなときに差し伸べられる、たくさんの人の善意。支援の心。人を救うために使われる、人の手。 その手こそが凶器になる禍いなんて、考えたこともなかった。 いままさに、世界全体は誰も経験したことのない災禍の只中にいる。どの国も、自分のところで手一杯。そんなときに必要なのは、自分の周りを自分の力でよくすることだ。 映画のように世界を救うのは、英雄でも救世主でもない。絶望の果てに光を見つけるのは、いまをよくするために行動を続ける「ひとびと」に他ならない。 Go for Local,Act for Local. いまこそ、半径100メートルの経済を回そう。 地域を救えるのは、その地域に住む人だけだ。 地味でも着実な方法で、いまこの瞬間、それぞれの人がそれぞれの持ち場で、やれる最大限の最善を尽くそう。その行動のことを、災厄の箱の底に残ったものを、『希望』と呼ぶのかもしれない。

(地域情報誌フジマニ vol.150|特集トビラコピー)

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