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犬連れ3000kmアメリカロードトリップ

遠足前の子供みたいに昨夜はあまり眠れなかった。

眠気まなこをこすりながら、昨日の夜パッキングした荷物を車へ運ぶ。

2008年製のプリウスは
走行距離43万キロを超えいつ壊れてもおかしくない。
日本ならもう走れないかもしれないが、
ここはアメリカ。車検のない自由の国である。

”どうか無事に家に帰って来れますように”
と、願掛けしながら荷物を積む。

最初の目的地 Las Vegasへは4時間。
ロサンゼルスに残る旦那と最後のランチを食べて
昼過ぎにハリウッドの自宅を出発した。


子供の頃から
いつかアメリカ大陸をロードトリップしたいと思っていた。
ロサンゼルスに引っ越して、その夢を叶えられる環境にいたのに
なぜか今まで実行に移してこなかった。

『オフロードが走れる理想の車を手に入れたら、、、』

『長旅ができるほどの大金があったら、、、』

『アウトドアグッズを揃えたら、、、』

ロードトリップを始めるために
アレやコレやと必要なものを書き出して
足りない物ばかりに目を向けていたせいで
いつの間にか置き去りになっていた夢。


そんなある日
いつものように愛犬エースを車に乗せて海へ向かう途中、
ふとプリウスの後部座席を見る。
後部座席を倒してトランクスペースと繋げると
人ひとり横になって眠れるほどの広さがあった。

『あれ、これイケちゃうかも!?』


無いモノばかりに目を向けて進まなかった計画が
プリウスでロードトリップをやってみよう
と決めたとたんに
あらゆることが進み始めた。

・オフロードを走れる車  →  プリウス
・長旅の資金       →  お金が尽きたら帰ってくる
・アウトドアグッズ    →    家のものでまかなう 

とりあえず、今あるものを詰め込んで旅に出てみよう!

パンパンに膨らんだナイキのボストンバックと
愛犬エースを連れて
ずっと昔に思い描いた夢を実現する旅が始まった。


Las Vegasへ続く道


フリーウェイ(高速道路)の渋滞で到着時間が遅れ
午後6時すぎにラスベガスについた。

まずはエースのトイレタイムとご飯のため
事前に調べておいた公園へ向かった。

高速道路脇に作られた広い芝生が広がり
水遊びエリアのある素敵な公園は
ほとんど誰もいない。
というか暑すぎて誰も外に出たくないのかも。

この日のラスベガスの気温が28度。

LAとは違う”もわ〜ん”と肌にまとわりつくような湿気のある暑さだ。
この熱気にエースが耐えられるか心配だったけど
笑顔でボールを追いかけている。

うん、大丈夫そうだね。

1時間くらい遊んで陽が沈んできたので
ライトアップされたラスベガスのメイン通りをドライブしに行ってみた。

ラスベガスのメイン通りストリップ

こんなにたくさんのネオンを見たことがないエースは
助手席の窓からグッと首を伸ばし
ラスベガスの街並みをクンクン楽しんでいた。


プリウスの窓からラスベガスを楽しむ愛犬エース


ラスベガスの近くでキャンプ場を探すのは難しかったので
初日の夜はトラックストップ(日本でいうIC)
で寝ることにした。

プリウス内のセッティングを変え寝る準備を整えて
横になってみる。


トランクの窓からは満点の星空が見渡せた。
プリウスでこんな寝方を今までしたことなかったから
新たな発見に喜びを感じた


”月と星の光ってこんなに明るいんだ”


”ゆっくり星空を見たのはいつぶりだろう”


なんて考えながらプリネタリウムを楽しんでいると
動く光が目に入った。


流れ星だっ!!!!


すぐに、目をつぶって
願い事を3回。。。。


う〜ん、、、
流れ星が消えるまでに3回繰り返せるほど短い願い事って
すぐに出てこないモンだな。

と諦め、目を開けると
さっきの光がまだゆっくり動いているのが見えた。



なんだ、飛行機かよ。

ガッカリしながら眠りにつく。




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