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愛犬と山へ行ったらドロドロモンスターになって帰ってきた
愛犬エースを連れてプリウスで車中泊旅に出た。
ラスベガスから北東へ2時間。
トラックストップ(日本でいうIC)で寝ることにした。
夜9時、
歯を磨いて車の窓に目隠しカバーを貼る
プリウスで寝る初めての夜。
目を閉じて寝ることに集中するのに
全然寝れない、、、
不慣れな場所だからか、初めての体験に緊張しているのか、
『ええい! こんなところで寝れるか!!!』
ぐっすり眠る愛犬エースを起こさないように
運転席に移動して
明日の目的地までもう少し進むことにした。
結局、1時間半進んだ場所で見つけたトラックストップで就寝。
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昨夜ドライブしたおかげで
Red reef canyonに朝8時に到着しそうだ。
車から見える美しい赤い山々に
これから登ると思うとワクワクが止まらない。
入場ゲートに受付の人がいなかったから
入場料$5と登山届を受付横のポストに投函。
登山口の駐車場でパジャマから着替え
歯磨きしたりエースに朝ごはんをあげていると
地元のキャンパー夫婦が話しかけてきた。
山の麓にあるキャンプ場に
泊まりにくる常連さんで
おすすめのスポットや登山コースを教えてくれた。
コーヒーを勧めてくれたけど
私はコーヒー苦手なので
フーリズドライ味噌汁にお湯を入れてもらって
2人が教えてくれた登山コースに行ってみる。
![](https://assets.st-note.com/img/1685673106779-Ln06dTBHJV.png?width=800)
-RED CLIFFS-
その名の通り赤い土、赤い岩が広がる景色は
太陽に照らされて本当に美しかった。
![](https://assets.st-note.com/img/1685673309070-CzJpKYWnot.jpg?width=800)
登山開始してから15分ほど歩くと川があった。
最近水を克服したエースは何の迷いもなく飛び込んで
一瞬のうちに赤い土にまみれたモンスターに変身した。
もうやめて〜!!
この後どーやって車に乗るの?
と頭を抱えながらも
自由に走り回ったり、泥の中をころっがたりする愛犬を見て
とりあえず後のことは考えず私もこの瞬間を楽しむことにした。
愛犬エースを迎え入れて1年がたつ。
犬は自由で、魅力的で、美しい。
いつだって”今”を生きている。
”車中泊中だからできるだけ綺麗にしてたい”
とか、
”まだまだだ先は長いから、体力を温存しながら行こう”
なんていう人間の願望や計画なんて
お構いなし。
やりたい放題の野生児エースが可愛かった。
![](https://assets.st-note.com/img/1685809917618-yfWP2UiRWs.png?width=800)
しばらく進むと難関がやってきた。
5メートルもある岩がドーンと行く手をはばむ。
岩には足先が入るくらいの穴が所々にあって
サポートロープが垂れている。
ロープにつかまってこの岩を超えて行かなければならないようだ。
エースがいるしこれ以上進むのを諦めても良かったが
この先には滝があるって言ってたし
せっかくだから見に行きたい。
私の冒険魂にも火がつき、もっと先へ進みたくなってきた。
エースを連れていく前に安全確認のため、
まずは1人で登ってみる。
片手で登るコツを掴んでから
エースを右ウデに抱き抱えて、
左手でロープをしっかり掴み
足を滑らせないように一歩ずつ上がっていく。
こういう時のために日頃からエースが苦手な
抱っこの練習をしてきたのだ。
![](https://assets.st-note.com/img/1685674548579-72yioFtooh.png?width=800)
頑張って超えた岩の先には
赤い岩に囲まれた川の流れるオアシスが広がっていた。
誰もいない2人だけの楽園で一緒に走り回って
2人とも泥だらけになった頃
別の登山客がやってきて
「どーやって犬とココまで来たの!?」
とビックリされた。
エースはとってもフレンドリーな性格で
犬にも人にも誰にでも優しい。
迎え入れた初日から遊びの一環として
トレーニングをした甲斐もあり
アウトドア好きの頼もしい相棒になった。
意思疎通ができるから
どこにでも連れて行ける。
![](https://assets.st-note.com/img/1685675375433-qguvz2yjIc.png?width=800)
遊び疲れて車に戻る山道で
背中に赤ちゃん、
両手に2-3歳の子供を連れた登山パパに出会った。
子供3人を連れて登るなんて、
なんてクレイジー!
っと思って見ていると
濡れた岩場で足を滑らせ
赤ちゃんを背負ったまま川にボチャン。
すぐに
「I'm OK〜!!!!」
と叫んで周りのみんなに安否を知らせてくれたから
無事だったようで安心したが
世界は破天荒な奴らばっかり。
まだまだ驚きで溢れているなと知らしめられた。
つづく
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