見出し画像

いま話題の「ZEH」とは?2030年の義務化について解説

ZEH(ゼッチ)は、未来の住まいの形を模索する最先端の住宅技術です。

エネルギーの効率的な利用と環境への配慮が注目され、需要が年々高まっています。

2030年には義務化も決まっており、これからマイホームを購入する予定がある人は要チェックのZEH。

この記事では、ZEHの基礎知識から義務化の概要までわかりやすく説明します。

ZEHとは

ZEH=ゼロ・エネルギー・ハウスは、エネルギー消費のゼロ化を目指す住宅のことです。

高性能な省エネ設備によって、住宅での消費エネルギーを節約。住宅が生み出すエネルギーが、消費エネルギーをまかなえる仕組みを持っています。

具体的には、太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーを活用し、断熱材や省エネ設備を導入して建物のエネルギー効率を向上。

住宅が使うエネルギーの大部分を自己でまかない、余剰分を電力会社に供給することが可能です。

ZEHの導入は、環境への負荷を減少させるだけでなく、エネルギーコストを抑える効果も期待されます。

また、これによって地球環境への負荷を低減。持続可能な未来への一歩となる画期的な新しい住宅です。

ZEHのメリット・デメリット

ZEHは再生可能エネルギーを活用し、ゼロまたはゼロに近いエネルギー消費を実現するため、地球環境に対する負荷を大幅に軽減します。

再生可能エネルギーの導入や省エネ設備の活用により、住宅のエネルギーコストが削減され、長期的な節約も期待できるでしょう。

 高い断熱性能や省エネ設備の採用により、室内の快適性も向上します。

ZEHはエネルギーの自給自足が可能になることもメリットです。設備を用意しておけば、停電時の予備電源としての役割を果たします。自らエネルギーを発電し、余った電力会社に供給できるため、発電量と使用電気量によっては、家計の足しにもなるでしょう。

しかし、ZEHの導入には高額な初期投資が必要であり、一般的な住宅に比べて建設費用が高くなります。

通常の住宅よりもメンテナンス費用が高くなる可能性についても、念頭に置いておいた方がいいでしょう。

高い断熱性能や特定の設備の導入に伴い、間取りやデザインに制約が生じる可能性もあります。

ZEH住宅の基準は?

ZEH住宅として認められるためには、断熱性能と省エネ性能、そして創エネの3つの基準を満たす必要があります。

断熱性能は、建物が外部からの熱の侵入や内部からの熱の逃げを最小限に抑える能力のことです。壁や屋根、床などに断熱材を使用して熱の通りを防ぐことで実現されます。

省エネ性能は、エネルギーを節約し、無駄を最小限に抑えるための性能や効果。建物や設備の省エネ性能が高いと、少ないエネルギーで快適性を維持できるようになります。

ZEHとして認定されるには、一次エネルギーの消費量を従来よりも20%以上削減しなくてはいけません。

創エネは、文字どおりエネルギーをつくり出すことです。太陽光発電や風力発電のように、環境に対して負担が少なく持続可能なエネルギーの供給を指します。

ZEHの種類や補助金については、こちらの記事をご覧ください⇨ZEHとは?メリットや補助金についてわかりやすく解説

2030年にはZEHが義務化する

日本では、2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする「カーボンニュートラル」の目標が掲げられています。それに伴い、2030年から新築住宅においてZEHが義務化。

具体的にいうと、エネルギー基本計画等において、2030年度以降新築される住宅は「ZEH水準の省エネ性能が確保されること」を目指すとされています。

ZEHの義務化に先がけ、2025年には省エネ基準への適合が義務化される予定です。原則、省エネ基準を満たしていない住宅は建築できなくなります。

2030年以降も、建築物省エネ法や建築基準法がより厳格化される可能性が高く、マイホーム購入を検討している人への影響は少なくないでしょう。

ZEHの義務化は、環境への負荷を減らし、持続可能な社会の構築を目指すための重要な取り組みです。

マイホームを購入する人にとっては負担かもしれませんが、中には低コストで高品質な省エネ・ZEH住宅を販売しているハウスメーカーや工務店もあります。

事前に情報収集して賢くマイホームを買えば、長期的に得られるメリットは大きいでしょう。

まとめ:ZEHについて理解を深めよう

ZEHは、未来の住まいの在り方を変えつつあります。

省エネ性能や経済的なメリット、環境への貢献、そして快適性は、私たちの暮らしにプラスの影響をもたらすでしょう。

主に費用面でのデメリットはありますが、持続可能な未来を実現するためには、ZEHの導入が欠かせません。

私たちフジケンは、ZEHを建てることを経済産業省に申請・登録したZEHビルダーです。

ZEH住宅のほかにも、環境に配慮した快適な住まいをリーズナブルな価格で提供しています。

これからマイホームの購入を検討している人、ZEHや省エネ住宅についてもっと詳しく知りたいという人は、お気軽にフジケンハウジングサロンでご相談ください。

フジケンハウジングサロンでは、無料でマイホームに関するお悩みや疑問にお答えします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?