マイホームは新築と中古のどちらがいい?メリット・デメリットを解説
マイホームを購入するとき、新築と中古のどちらにするか迷っている人もいるのではないでしょうか。
どちらがいいのかは人ぞれぞれですが、購入後に後悔しないためにも、新築と中古のメリットとデメリットをきちんと把握しておきたいところです。
今回は、新築と中古のメリット・デメリットを詳しく解説します。
中古住宅のメリット
安い費用で買える
インフラが整っている
すぐに住める
中古住宅の1番のメリットは、やはり価格の安さでしょう。
中古住宅は新築住宅に比べて価格が安く、マイホーム購入にかかる諸費用も安く抑えられるので、同じ予算でもより広いスペースや魅力的な立地を選べます。
中古住宅にはすでに人が住んでいたことから、近隣の生活インフラが整っていることが多いこともメリットです。スーパーやコンビニ、学校などの施設が生活圏内にあり、便利な生活が期待できます。
建物が完成しているため、売買契約が済めばすぐに入居でき、急いで住まいを求める人にも適しています。
中古住宅のデメリット
メンテナンスやリフォーム費用がかかる
築年数が古いと耐震性能に不安がある
住宅ローンの審査に通りにくい可能性
中古住宅は価格が安いことがメリットですが、メンテナンスやリフォーム費用がかかります。
古い住宅は、見た目がきれいでも設備や構造の劣化が進んでいる場合があり、入居後に漏水やガス給湯器の故障などが発覚するかもしれません。
住宅設備も構造も古くなっているので、新築よりもメンテナンス費用が多くなる点には注意が必要です。
中古住宅をリフォームして住むつもりで購入したら、想像以上にメンテナンスやリフォーム費用がかかる可能性があります。
1981年5月31日までに建てられた中古住宅は、旧耐震基準で建築された可能性が高く、耐震性能に不安がある点にも注意しましょう。
1981年6月1日以降に施工された住宅には、「新耐震基準」が適用されて耐震性能が高くなっていますが、木造住宅は2000年6月以降にさらに耐震基準が厳しくなりました。
木造の中古住宅を買うなら、2000年以降に建てられたものを選ぶのが安心です。
中古住宅は住宅ローンの審査に通りにくい可能性があることも覚えておきましょう。
新築に比べて古い建物は資産価値が低くなるため、希望額通りに借りられないケースが多いのです。
そのため、中古住宅を購入する場合は、リフォーム費用も含め自己資金を多めに用意しておく必要があります。
新築住宅のメリット
最新の設備を使える
長期的に安心して住める
メンテナンスの手間がかからない
税金の優遇を受けやすい
新築住宅には、省エネ設計の設備やセキュリティシステムなど最新の設備が採用されており、快適な生活を送れます。
建築材料も、最近のものは品質と耐久性が高く、長期的に安心して住み続けられるでしょう。
建物や設備が新しいため、入居してからしばらくはメンテナンスや修理の必要性が少ないこともメリット。
区分マンションの場合、メンテナンスは管理会社が行いますが、中古に比べて新築は修繕積立金が断然安いです。
新築住宅には、工事や設備に関する保証が付いていることが多く、初期に不具合や問題があった場合は無料で対処してもらえます。
長期優良住宅やZEH住宅などは、一般的な住宅よりも税制の優遇が手厚く、光熱費やメンテナンス費用も節約できるので、長期的に見るとお得かもしれません。
新築住宅のデメリット
初期費用が高い
工事の遅れやトラブルのリスクがある
新築住宅は中古に比べて価格が高く、初期費用も多くなります。自己資金が少ない人は、フルローンの活用も視野に入れるべきでしょう。
建設プロセスにおいて工事の遅れや予期せぬトラブルが発生するリスクもあります。もしも予定した日に建物の引き渡しが行われなければ、生活に影響が出るかもしれません。
また、完成前の建物や設備の品質は分からないので、事前のモデルルームを見学したり、どのような設備が使われるのか確認する必要があります。
新築と中古はどっちがいい?
「新築と中古住宅、どちらがいいか?」という選択は、個人のニーズや状況によります。
最新のテクノロジーやデザインを取り入れた住まいを希望する人には、新築住宅が向いています。
新築住宅は建物や設備が新しく、メンテナンスの手間が少ないので、働き盛りや子育て中の忙しい人にもおすすめです。
中古住宅は価格が比較的リーズナブルで、限られた予算内で広いスペースや魅力的な立地を選ぶことができます。
リフォームにあまり費用をかけなければ、低予算でマイホームを購入できるので、マイホームを安く購入したい人におすすめです。
自己資金が多く、住宅ローンはなるべく少額を借り入れたいという人にも、中古住宅が向いています。
まとめ:新築か中古かはニーズや状況に合わせて決めよう
新築と中古には、それぞれ費用面以外にもメリット・デメリットがあります。
住宅の性能・設備の面だけではなく、予算や住宅ローンへの考え方も併せて、どちらにするか決めましょう。
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