【定期購読版】腋窩陥凹の短縮による影響と評価法
どうも肩関節機能研究会の郷間です。
Instagram 臨床知識(エビデンス)➡ (@fujikata_goma)
Instagram 臨床技術(実技動画)➡(@kataken_second)
Twitter➡ (@FujikataGoma)
🔊肩関節機能研究会の【定期購読】と【買い切りマガジン】のサービスを始めました。
【2024年1月現在 230名が購読中! 】
さっそくですがみなさん、
肩関節の”腋窩陥凹(axillary pouch)”という部位をご存じですか?
腋窩陥凹は、特に肩関節の挙上制限を考えるうえでは非常に重要な部位です。
本記事を読んでいる方で、腋窩陥凹という言葉を初めて耳にしたという方はぜひ最後まで目を通していただき、今後の臨床に活かしていただけると幸いです。
腋窩陥凹とは
腋窩陥凹は、肩甲骨関節窩と上腕骨を繋ぎ、肩甲上腕関節の安定性に大きく寄与しています。
この部位の柔軟性が損なわれると、挙上動作の可動域が制限される可能性があります。
さらに、腋窩陥凹や下関節上腕靭帯(IGHL)が断裂すると、Loose Shoulder(動揺性肩関節)を引き起こすことがあります。
そんな肩関節臨床において非常に重要な腋窩陥凹について
『腋窩陥凹の短縮による影響と評価方法』というテーマで解説していきたいと思います。
本記事を読んでいただく事で
本記事をきっかけに肩関節の機能解剖に興味を持っていただけると幸いです。
それではさっそく本題に入っていきましょう。
下関節上腕靭帯複合体の解剖
下関節上腕靭帯複合体(Inferior Glenohumeral Ligament Complex, IGHL)は、肩関節の前下関節上腕靭帯(Anterior Inferior Glenoid Humeral Ligament, AIGHL、別名:Anterior band)と後下関節上腕靭帯(Posterior Inferior Glenoid Humeral Ligament, PIGHL、別名:Posterior band)、腋窩陥凹(axillary pouch)とともに、肩関節の安定性と可動性を支える重要な構造を形成します。
矢状面(Sagittal plane)から見た肩関節のイメージでは、腋窩陥凹はリラックス状態でやや撓んでいる(たわんでいる)ことが観察できます。
この撓みは、ハンモックが支えを持つような構造で、挙上時の肩関節の動きをスムーズにする役割を果たしています。
ここから先は
【定期購読版】肩関節機能研究会マガジン¥1480
現在(2024年8月)70本の記事がいつでもどこでもスマホ1つで読み放題! 毎月2記事以上が投稿しているマガジンです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?