![マガジンのカバー画像](https://d2l930y2yx77uc.cloudfront.net/assets/default/default_magazine_header-fcef937b52acc29928856475838f16e16c530559fc5e72d04d56d795ceb0dc0f.png?width=800)
- 運営しているクリエイター
2023年12月の記事一覧
年末のご挨拶と2024年の抱負
今年も本当にお世話になりました。
2023年、いろいろあった1年です。
個人的なできごとをあえて1つ挙げるならYouTube「日経テレ東大学」の終了ですかね。
◆ 「日経テレ東大学」突然の終了
登録者数も反響も右肩上がりだったチャンネルですが、3月末に突然終了となりました。プロデューサーの高橋弘樹さんはテレ東を退職し、すぐに新チャンネルReHacQを立ち上げました。
高橋さんは私とほぼ同世
2023年 日経平均 サクッとプレイバック
2023年の日本株取引が終わりました。
日経平均株価、大納会の終値は33,464円でした。
年間上昇率は28%と10年ぶりの大きさ。1989年末の史上最高値(38,915円)以来の高値です。
◆ なぜ上昇?今年の日本株上昇は理由が複合的だと思います。
後藤流にサクッとまとめるとこんな感じかと思います。
7つ…ちょっと多いかもしれませんが、3つとかに強引にまとめるのは難しい株高だったと思い
日本の値上げ に構造変化
(注)この記事は2023年12月に配信しましたが、2024/1/19のCPI発表を受け、一部更新しました
けさ、日本のCPI(消費者物価指数)が発表されました。
👇のような感じで、上昇率はピークアウト感が出始めています。
モノとサービスにわけたグラフがこちらです。
一目瞭然、「モノ(財)」は勢いが鈍化し、「サービス」は勢いが強まっていますね。これが日銀の金融政策を占ううえでも重要なポイン
【新NISA②】個人マネー 日本株市場で存在感は?
新NISAスタートまで、あと10日ほどですね。
ちょうど今朝、「資金循環」という統計の発表がありました。家計やいくら株/投信/預金をもっているのか――といった日本のおカネの巡りをまとめた統計です。
数カ月前にもこれを使った記事を書きましたが、きょうはそのアップデート。新NISAで注目度の高まる論点なので、新しいデータで整理します。
【スピード解説】植田・日銀総裁会見
日銀の植田総裁の記者会見が終わりました。
いつものようにスピード解説です。
▼ まず1枚でまず特に重要な発言を1枚の表にまとめました。
【後藤の総評】これを受けた、今後の金融政策の後藤なりの見通しをコンパクトにまとめます。
12/14(木)未明 FOMCプレビュー
あす12/14(木)AM4:00、今年最後のFOMCがあります。
ひとことでいうと、今回は落ち着いたFOMCとなる可能性が高そうです。
なぜかというと…
① 今回の据え置きはほぼ100%織り込み済み
② 来年の利下げ時期を現時点で示唆する可能性は低い(市場は来年前半の利下げ開始を予想)
つまり、大きなサプライズが起こる可能性は低そうです。
忙しい方は、今日の記事はここまで読めばOKです。
【そもそも解説】総理・日銀総裁 会談って?
先週は植田・日銀総裁の国会発言や岸田総理との会談をきっかけに、一気に円高に振れました。
そこでおととい、「日銀総裁の国会出席」のそもそもの意味合いや発言の文脈をお伝えしたところ、結構好評でした。
きょうはその続編。「総理大臣と日銀総裁の会談ってそもそも?」です。
【そもそも解説】日銀総裁の「国会出席」「総理会談」って?
おととい流した記事で、「日銀総裁の国会発言や総理との会談って、そもそもどういうものなの?」っていう記事が読みたいか尋ねたところ、結構ニーズがありました。というわけで、まず国会発言を書きますね。
12/7の日銀総裁の国会での発言や総理との会談をきっかけに「マイナス金利政策解除に向けた地ならし」との思惑もでて、急速な円高になりました。
本当に地ならしのねらいがあるのか探るには、日銀総裁が国会で発言
米 平均時給5000円 業種別もおもしろい
昨晩は米雇用統計が発表されました。X(Twitter)に流した画像がこちら。
ざっくりいえば、ほぼ市場予想なみでした。
雇用はそこそこよく、賃上げ圧力は徐々に和らいでいるかたちです。多くのエコノミストの来年にかけての見通しにも沿った結果と言えます。
失業率は3.7%と市場予想を下回りました。
長い目でみると、こんな感じです。
過去50年でほぼ最低水準ですね。最近は景気減速感もみられますが
日本のインフレ 企業間では収束
きょう、日本の企業物価指数(11月分)が発表されました。
「消費者物価指数(CPI)」はよく報じられますが、企業物価指数はそこまで扱われません。
文字通り、企業間でモノを取引するときの価格指数です。原材料のほか、企業が机とか車とか完成品を買うときの価格も含まれます。
その値上げがすっかり一巡してきたんですね。
CPIの先行指標という面もあるので、その様子と今後のポイントをサッと見てみたいと
ドル円 一時141円台 1日で5円の円高
下記は昨日から今日のドル円チャートです。その下には今年のチャートがあります
1日あまりで5円以上も動くかなりの乱高下でした。
そして11月半ばから「円安→円高」に転換しつつあったなかで、グイッと押された感じですね。
きょうは昼間はどうしても手が空かず、記事配信が夜になってしまいましたが、サクッと動きを把握しておきたい方向けに、この1日の動きと、この数週間のドル円のポイントを整理しますね
◆
【新NISA①】個人マネー 3つのグループ
「新NISA」スタートまで1カ月をきりました。
ニュースなどで耳にする機会も増えていますよね。
noteメンバーの方は新NISAのキホンをご存じの方が多いと思いますが、何回か連載しようと思います。
「新NISAを実はよく知らない」という人も読めるようにしつつ、「たしかにそういう視点でみると、おもしろいな…」という要素を入れて、コンパクトに何回か流していきますね。
では初回スタートです。
米景気のいまを「ベージュブック」で点検
FRBがベージュブック(地区連銀報告)を11/29に公表しました。
全米12の地区連銀が企業などへのヒアリングをFOMCの2週間ほど前にまとめたもので、来週のFOMCの政策判断にも影響します。
経済が不透明な時は経済指標だけではなく、ヒアリングなど定性的な情報も重要です。実際、FRB自身がベージュブックを金融政策判断の重要資料にしていて、パウエル議長の記者会見もベージュブックに沿った発言が多く