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「視野の広さ」の正体と、カラーバス効果の有効活用

僭越ながら「ふじじゅんさんって視野広いですよね」と言われることが多いんですが、正直なところその正体がなんなのかはよくわからないんです。

そもそもメリットってなんだっけ、とかも曖昧なので自分の強みを知るためにも整理してみます。

「視野の広さ」のメリット

視野が広いことのメリットは、例えばこんな感じでしょうか。

・人間関係やコンディションの変化を察知し、柔軟にコミュニケーションをとりやすい
・状況の変化を察知し、素早く次の打ち手を講じやすい
・ミクロ視点での取り組みがマクロ視点でどのような影響を与えるか想定しやすい
・プロジェクトを組成する際に最適な人材やリソースにアクセスしやすい
・etc

一方でいろんなことに目が向きすぎて気が散りやすいデメリットもあるかなと個人的に。

「視野の広さ」の正体

で、本題その1なんですけど、恐らく「視野の広さ」の正体って、自分が見渡す範囲の広さではなく、自分が見渡した範囲において一定以上の解像度で知覚できるものごとの多さを指すんじゃないかなと思いました。

上手く言えないので別途洗練された表現は探すとして。

「カラーバス効果」によって、意識しだすと次々と目にとまる

本題その2。

例えが古いとは思うんですが、赤帽のトラックを見て「赤帽だ!」って一度意識すると、立て続けに見るんですよね不思議と。

でもそれは赤帽のトラック台数が増えたわけでもなんでもなく、普段その辺を走っている赤帽が目に入ってはいても、きっと気づいていない、意識していないだけなんです。でも意識を向けると、意外と結構いることに気づくと。(そういえばしばらく見てないな赤帽)

その日新たに知った言葉を、ニュースやなんかで耳にすることもある。「なんだ、奇遇だな」って思うんですけど、きっとそれまでも日常的に使われているキーワードなんです。

いわゆる「カラーバス効果」みたいなものですよね。

知らない方のために念のため触れておくと、ferretさんによると、以下のような効果です。

カラーバス効果とは、ある特定のものを意識し始めると関連情報が自然と目に留まりやすくなる心理効果を指します。
(引用:「人は自分が見たいものに意識を向けている」カラーバス効果を知ってビジネス活用しよう

カラーバス効果を有効活用し視野を広げる

そして本題その3です。

序盤に視野の広さの正体が「自分が見渡した範囲において一定以上の解像度で知覚できるものごとの多さ」と書き、その上で「カラーバス効果」について触れました。

何が言いたいかって言うと、自分が見ている範囲内で知覚できるものを増やすためには、カラーバス効果を有効活用するのが良いんじゃないかってことですね。

例えば僕の場合、「オウンドメディア」「コンテンツマーケティング」「導入事例」「ライティング」「編集」「カスタマーマーケティング」「ファンベース」「広報」「人事労務」……などが仕事に関わりの深いキーワードですが、それらを分解していくと「SNS」とか「SEO」とか「コミュニティ」とか「eBook」とか「プレスリリース」とか「働き方改革」とか「生産性向上」とか、色んなキーワードに派生していく。もちろんキーワード間で結びつきの強いものもあります。

これらのキーワードを学ぶのに、あるいは察知するのに最適な情報チャネルがどこなのかを感覚的に知っていると、自ずとアクセスするようになるなと。(情報チャネル is 、例えばTwitterなら誰々さんだとか、会社ならSlackの「#marketing_●●」とか「#times_●●」みたいな話ですね)

そうすると、自分が視線を向けている範囲内でなにかに凝視せずとも、自然と知覚できるものごとやその解像度が増していきやすい。

ただし、前述のとおり、視野の広さって時に自身の集中を削ぐものでもあるため、スキルとしては持ちつつもそれを活かすか活かさないかはTPO次第で使い分けるものだなと思っています。

おわりに

視線を向ける範囲を広げたところで、それすなわち視野が広いわけではなければ、ただちに視野が広くなるわけでもないことは恐らく真理なんじゃないかなと。

視線に入ったものごとや情報をより正確につかみ、自身に活かすためにも、カラーバス効果を活用していけると何かと捗るんじゃないかと思ったふじじゅんでした。


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