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5才児のギモン:なんでかけっこで1番にならなきゃいけないの?

我が家には5歳の男女の双子がいます。日々思いもよらないギモンを投げかけてくるので、母はけっこう必死です。が…あと数年もしたら、そんなギモンすら口にしなくなるのかもしれない。と思うと、相手をしてくれているうちはガッツリ向き合おう。とギモンの答えを一緒に探しています。

そんな今日の質問はこちら。

なんでかけっこで1番にならなきゃけないの?

3歳から保育園に通い始め今年で3年目、いよいよ今年は保育園生活最後の運動会。

運動会に向けてかけっこの練習が始まった息子が「今日かけっこで1番になれたよ。でもさー、なんで1番にならなきゃいけないの?」と尋ねてきました。

私自身子供の頃から運動が苦手だったこともあり、双子たちに「1番にならなきゃいけない」なんて言ったつもりはなかったけれど、いつの間にかそんなインプットをしてしまっていたんだなーと思うと共に、最近読んだ本で、心に残っていた文章を思い出しました。

安野光雅さんの「かんがえる子ども」に出てくるこの一節。

「一位になっても得意にならず、ビリになってもべそをかくような子ではいけない。世の中は、なんでも競争するようにできている。いま、一等になるために走るのではなくて、いつかおとなになって一等になっても得意にならず、ビリになってもくじけない、そんなプライドを持つ日のために走るのだ。」

引用:安野光雅「かんがえる子ども」2018年6月15日初版(p44)

5歳児に向けて噛み砕いて話してみると、どうやら納得した様子。

運動会ではたとえ1位になっても最下位でも、いつか大人になる日のために走ってほしいなーと願っています。

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