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筆不精さんでも簡単にnoteを書くためのマークダウン×逆算型構成

ふじじゅんです、二郎ばっかり食べている気がします。

最近身近で、noteやブログを書くにあたって筆が進まない、あるいはそもそも書き方がわからないなどで困っている人をよく見かけます。

普段、インハウスエディターとして、企画したり構成したり書いたり編集したり……などなどに携わっているなかで、特に「これが便利!」って我流の進め方を紹介します。

■■ 前提課題

□ 課題感と解決方法としての「マークダウン×逆算型構成」

冒頭で触れた困っている人からよく聞くこととして、

「伝えたいことはあるんだけど、どう書けばいいかわからない。どれくらい時間がかかるかわからなくて腰が重い。」
「何かを書きだすと、アレコレと書きたくなってとっちらかってしまう」
「章ごとの関係性があべこべになっちゃう。」

などがありますが、上記を噛み砕くと、以下のような課題に整理できそうです。

・「伝えたい結論」が定まっていない
・「結論」を支持する構成が見えないまま書き始めてしまっている
・終わりが見えないから腰が重い
・包含や並列などの要素ごとの関係性を、適切な粒度で整理できていない

これらを解決し、筆不精さんでも比較的簡単に書き進めていくための方法として「マークダウン×逆算型構成」を提案します!

□ マークダウン×逆算型構成のメリット

・文章はひとまず気にせず、箇条書きと階層だけで伝えたいメッセージを構造化できる
・タイトルやゴールを先に定めることで、内容がブレず全体的に贅肉がつきにくくなる

(※ 今回紹介しているのは、逆算型で収束させていく書き方なので、エモーションを発散させていくエッセイ等にはあまり向かないかも知れません。)

■■ 簡単に書く方法、手順

以下の【0】〜【4】のマークダウン×逆算型構成で、目的や構成を整理します。

□ 【0】大前提:そもそも何で書くんだっけ?

まずは、書く目的を整理するために、以下のような自問自答をします。

・なぜ書きたい?
(例)身近にnoteやブログを書くにあたって筆が進まない、あるいはそもそも書き方がわからないなど困っている人がいる

・何を書く? 何を書ける?
(例)筆不精さんでも簡単にnoteやブログを書く方法

・どんな人に読んでほしい?
(例)ブログやnoteを書きたいとは思っているけど、なかなか書けない筆不精さん。

・記事の目玉は?
(例)マークダウン×逆算型による構成方法

・それは明日から使えるやつ? それともハウツーというよりは、何かを啓蒙したいやつ?
(例)明日から使えるやつ

なお、わざわざ書き出すまでもなく頭のなかで明確にイメージできている場合は、【1】のタイトルづけから始めちゃっても大丈夫だと思います。

□ 【1】結論≒仮タイトルをつける

最も伝えたいメッセージを30字前後で表現します。これが結論≒仮タイトルになります。

(例)筆不精さんでも簡単にnoteを書くためのマークダウン×逆算型構成

□ 【2】記事のゴール

「書き手」と「読み手」それぞれにとってのゴールを想定することで、記事にどんな要素が必要かを見定めます(逆にここで想定するゴールに必要ないことを書こうとすると、コンテンツの贅肉になりやすいです)。

(例)書き手にとってのゴール
「このnoteに限らず“書くこと”にまつわる困りごとがあったら、ふじじゅんなら明日から使えるハウツーを聞けるかもしれない」という読後感を抱かれる

(例)読み手にとってのゴール
筆無精だけど、noteやブログを簡単に書くために明日から使える方法がわかる

□ 【3】それにはこんなことが必要(各想定割合)

必要なものを、各見出しごとの想定割合とともに洗い出すことで、構成のヒントにします。

(例)
- リード文: 5%
- 目線合わせ: 15%
  - 課題感と解決方法としてのマークダウン
  - マークダウンのメリット
  - この記事でわからないこと
- 簡単に書く方法、手順: 75%
  - 【0】大前提:そもそも何で書くんだっけ?
  - 【1】仮タイトルをつける
  - 【2】記事のゴール
  - 【3】それにはこんなことが必要(各想定割合)
  - 【4】マークダウンとして構成を書き出す
- おわりに: 5%
  - 続けるコツもあわせて誘導する

□ 【4】マークダウンとして構成を書き出す

ここまでで伝えたいメッセージから逆算して大まかな骨子ができるので、マークダウンによる箇条書きで構造化していきます。構造化できたら、あとは箇条書きにしたものを見出し間のロジック関係に気をつけながら“文章っぽく”していきます

慣れないうちは文章を自然に繋げず苦しむこともあるかと思いますが、そこまで気にしなくて大丈夫です。多少文章表現が不自然だとしても、伝えたいメッセージが明確になっていて、構造化されていれば、理解しやすくなります。

ちなみにですが、本稿は、今回紹介したマークダウン×逆算型構成をもとに執筆しています。↓は、書き出す前にまとめたマークダウンのコピーです。

書いているうちに「ココはこっちに含めたほうが良さそうだな」と感じたところは軽く軌道修正しています。どこが変わったか気になる方はぜひ見比べてみてください👨🏻‍🏫

※ 公開用にGoogle ドキュメント上にコピーしているので、マークダウン形式にはなっていませんがご容赦ください🙏

■■ おわりに余談

マークダウン等による構造化が得意な人は、コンテンツ量産する素質があると思っています。「いけそう!」と思ったらぜひやってみてください!

そしてこれが多くの人にとってやりやすいやり方で、それを浸透させられれば、採用広報やコンテンツマーケティングを加速させるためのひとつのヒントになりうるのでは、とも思っています。

ちなみに、書き方も大切ですが、続け方やモチベーションの保ち方も大事なのでお時間ある際に↓のnoteもご覧ください。

個人的には、「noteを書く」→「それを多くの人にご覧いただける、シェアもされる」→「そこで繋がった人と仲良くなる」などが大きなモチベーションになっています。

また、そもそもメッセージを明確化するのが苦手だという人は、そこに比重を置いているnoteもあるのでこちらもぜひ!


いつもお読みいただきありがとうございます! 笑顔で生きる糧になります😍 今後とも🍢ふじじゅん🍢をよろしくお願いします!