藤井昆

言葉は日々生まれます/ fujiikon.poet@gmail.com/ Twitte…

藤井昆

言葉は日々生まれます/ fujiikon.poet@gmail.com/ Twitter : 藤井昆

記事一覧

ひとりきり

風がやんだ あれだけ強く吹いていた風がやんだ 木の梢はもう そよとも音を立てず 小さな子ど…

藤井昆
1年前
4

明るい月のこども

明るい月の夜に明るい月のこどもを産んだ 明るい月の夜に明るい月が体に入り そして明るい月…

藤井昆
2年前
5

カラス

  朝の五時 灰色の靄の中を 羽を広げたカラスが舞い降りる 夢とひとつづきの朝   カラスを肩…

藤井昆
2年前
4

自らの命で生きるものは

しっかりと抱きしめていたはずの 言葉が わたしを振りほどいて 走っていった 笑いながら する…

藤井昆
2年前
3

this is where I belong to/ reading

00:00 | 00:00
藤井昆
2年前
1

this is where I belong to

I had a dream, without words I had a dream, without words, in your arms I…

藤井昆
2年前
3

言葉と生きていく

子鹿のようにブルブルと震え 喉をカラカラにして 大都会に 大海原に 大宇宙に 地球ほどもある…

藤井昆
2年前
4

雨の中へ

ボローニャからミラノ 春のロンバルディア平原を 列車がすすむ 通り過ぎてゆく緑の平原 糸杉が…

藤井昆
2年前
7

ことばとわたし

ことばとわたしは 不可分なのだと 思っていたけれど 実際の関係はといえば 強くも弱くもある…

藤井昆
2年前
3

鍵をかけることにしました

鍵をかけることにしました ええそうなんです  鍵をかけることにしたんです だってまあそうじ…

藤井昆
2年前
4

睦月、凍てつく冬の夜

睦月、 凍てつく冬の夜 暗がりの 巨大な地蔵の前の水入れに 水仙の  こんもりとした花束が…

藤井昆
2年前
2

春 四句

春が来たのだ ものみな芽生く春が     こころ置かむ 街の音包み消し去る春雨の中に     …

藤井昆
2年前
1

逆光 四句

皮膚一葉 あふれる水を 湛えおり     逆光に 眼を閉じふれる のどぼとけ     なぞれる…

藤井昆
2年前

光あふれる場所

ふたりでさまよう森のなか 急にひらけた斜面には 燦燦と 太陽の光が 燦燦と 降っていた 緑の…

藤井昆
2年前
3

あたたかな暗闇

  早朝の町には音が少ない 遠くの鳥の声 ざーという、町から立ち上る気配   東からのすきと…

藤井昆
2年前
1

十字路

夜の道は どうしてこんなにも懐かしいのだろう 駐車場の車の周りに落ちる静寂 木々の密やかな…

藤井昆
2年前
1

ひとりきり

風がやんだ あれだけ強く吹いていた風がやんだ 木の梢はもう そよとも音を立てず 小さな子ど…

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4

明るい月のこども

明るい月の夜に明るい月のこどもを産んだ 明るい月の夜に明るい月が体に入り そして明るい月…

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5

カラス

  朝の五時 灰色の靄の中を 羽を広げたカラスが舞い降りる 夢とひとつづきの朝   カラスを肩…

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2年前
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自らの命で生きるものは

しっかりと抱きしめていたはずの 言葉が わたしを振りほどいて 走っていった 笑いながら する…

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I had a dream, without words I had a dream, without words, in your arms I…

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言葉と生きていく

子鹿のようにブルブルと震え 喉をカラカラにして 大都会に 大海原に 大宇宙に 地球ほどもある…

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雨の中へ

ボローニャからミラノ 春のロンバルディア平原を 列車がすすむ 通り過ぎてゆく緑の平原 糸杉が…

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ことばとわたし

ことばとわたしは 不可分なのだと 思っていたけれど 実際の関係はといえば 強くも弱くもある…

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鍵をかけることにしました

鍵をかけることにしました ええそうなんです  鍵をかけることにしたんです だってまあそうじ…

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睦月、凍てつく冬の夜

睦月、 凍てつく冬の夜 暗がりの 巨大な地蔵の前の水入れに 水仙の  こんもりとした花束が…

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2年前
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春 四句

春が来たのだ ものみな芽生く春が     こころ置かむ 街の音包み消し去る春雨の中に     …

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2年前
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逆光 四句

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2年前

光あふれる場所

ふたりでさまよう森のなか 急にひらけた斜面には 燦燦と 太陽の光が 燦燦と 降っていた 緑の…

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夜の道は どうしてこんなにも懐かしいのだろう 駐車場の車の周りに落ちる静寂 木々の密やかな…

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