パーソナルトレーナー藤井自伝51

怒涛の仕事三昧の日々

カウンセリングで36名の入会を頂いたあとは2ヶ月から4ヶ月間選んでもらったコースに基づいて、週2回のセッションと毎日の食事報告に対しての指導を行い、期間の中で目標を達成してもらうのである。
1回のセッションはコースにより60分〜100分ほどで、36人が週2回とすると一人あたり月に8回、36人×8回で月288セッションとなる。

少なく見積もってのセッションだけで月に約300時間。
労働時間の目安が月160時間であるから約2倍である。
さらにここに毎日36人分の食事報告がきてそれに対して適切な指導をしないといけないのだ。

これをヘルプのトレーナーがシンガポールから来るまで約1ヶ月間行ったのである。
朝は商業施設のため10時オープン、午前中から昼過ぎにかけては主婦層が多い。
予約が空きやすい午後の15時〜17時くらいのタイミングは経営者や役員クラスの人が多くなる。
そして一番込みやすいのが18時〜22時までの仕事終わりのゴールデンタイムである。

BTSというタイの電車で朝9時にジムに出勤し、朝ごはんは施設内にある
サブウェイで手早く済ます。
昼はセッション終わりの14時以降にとるか、プロテインをセッションの合間にとるくらいしかできない。
そして22時まで合間が30分空くことはない。
セッションが終わり締めをして22時40分ごろに帰路につく

自宅の近くにある日本食の定食屋さんや、タイのローカルプールバーでステーキにビールというのが定番の生活だった。

とはいえ一人で切り盛りするのは充実していて楽しい生活であったのである。

続く


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