富山県のお財布事情を、家計にたとえて考えてみると…
県予算グラフ3

富山県のお財布事情を、家計にたとえて考えてみると…

藤井だいすけです。富山県議会の令和元年6月定例会が6月27日に閉会となり、新人議員として初めて尽くしの体験をさせていただきました。そこで感じたのは「県議会ってマニアックだな」と。つまり「わかりにくい」ということです。国と基礎自治体である市町村をつなぐ役割なので、仕方ないとは思いつつも、私としては、できるかぎり県議会をわかりやすくお伝えしていこう!と決意をあらたにして、今回のnoteを更新いたしました。テーマは「富山県の予算について」です。

国は100兆円。では富山県の予算は?

国民の三大義務は「教育」「勤労」「納税」。特に3番目の「納税」については、何かにつけて国や県や市町村に税金を徴収されているわけですが、そのお金を国や県や市町村がどれくらいの規模で使っているのかを、ご存じでしょうか。国家予算は100兆円、というのは新聞やニュースでよく見かけますが、富山県の年間予算がいくらなのかをすぐに応えられる県民は、少ないのではないかと思います。

答えは5550億円。

そう言われても規模がわかりませんよね。ちなみに富山県内に本社がある上場企業の売上1位の北陸電力が5420億円です。県の予算は企業でいえば経費
にあたるので、同程度の経費で利益10%の企業の売上高に無理やり換算すると、6170億円となって北陸電力を上回ります。富山県は県内企業1位よりも使える経費が大きい、とも言えるのです。

将来世代に借金して生活している家計

そのお財布の中身(図の左)ですが、5550億円のうち自分の稼ぎが約半分。
残り半分は、親(国)からの送金と借金(県債)です。社会人が、家計の半分を親の送金や借金で賄っていたなら「しっかりしろ!」と怒られそうですね。しかも本業での稼ぎ(県税)は家計全体の4分の1。副業でアルバイトもこなして、なんとか半分を自分で稼いでいるんですから、富山県は頑張っている、とも言えます。しかも本業(県税)は少子高齢化や景気停滞で今後も増えることが期待できないのです。
一方、そのお金の使い道(図の右)を見ると、そんなに贅沢はしてません。
一番大きいのが教育費、次に借金返済(公債費)ですから、借金で高校や大学に通わせている子を持つ世帯に近いかもしれません。今後はここに介護(民生費)や家の建て替え(土木費)もかかってくるんですから、このままでは将来の家計は火の車で借金地獄になりかねない、そんな状態です。

しかもその借金を返すのは、将来の子供たち。富山県はそんなお財布事情なのです。

(了)

藤井だいすけの県政通信「セブン・リバーズ」第1号が完成しました!
「地方自治をわかりやすく」をコンセプトに、全8Pの読み応えある内容となっております。ご希望の方は、お名前・ご住所・希望部数を明記のうえ、d-fujii@shinjyou-hills.jpまでご連絡ください。

藤井大輔/富山県議会議員(富山第一選挙区)1973年(昭和48年)1月19日生まれ。46歳。
新庄幼稚園、新庄小学校、新庄中学校で育つ。富山中部高校、大阪大学経済学部を経て、95年に株式会社リクルートへ就職。
2004年フリーマガジン『R25』を創刊し編集長となる。40歳を機に東京から富山に戻り、現在は富山市新庄地域で高齢者福祉事業を行う株式会社アポケアとやま専務取締役。社会福祉士の国家資格を持ち、新庄地域包括支援センターの相談員も務める。

1973 年富山県富山市生まれ。富山県議会議員。リクルートでフリーマガジン「R25」等の編集長を歴任。退職後、富山市で介護事業アポケアとやま専務取締役に。社会福祉士。県政通信「セブン・リバーズ」をご希望の方はこちらまで→https://fujiidaisuke.com/