貴方がリーダーならどうしますか?シリーズvol290 シャンプーをしながらの声掛けや説明…ちゃんと言うことはできても、どこかマニュアルチックに聞こえることってありませんか?

  新入生が、入社して1か月が経ち、そろそろシャンプー技術の合格者が出てくる頃ではないでしょうか?
 シャンプー技術の試験ですが、技術の良し悪しだけの試験ではなく、接客やシャンプー中の声掛けを審査項目に挙げているサロンも多いかと思います。
 私自身、新入生のシャンプーモデルを何人かさせて頂いたのですが、シャンプー技術の方は、練習の甲斐あってそこそこには上手になっていても、シャンプー中の声掛けが、どこかギコチなく、マニュアルチックに聞こえてします。
 「首元苦しくございませんか?」「お湯加減はいかかですか?」「強さはどうですか?」「このシャンプー剤は○○でして~」と…
 言い方かも知れませんが、同じタイミングで同じセリフを言っているせいか、どうしてもマニュアルチックに聞こえてしまいます。
 マニュアルチックに聞こえると、当然、心を込めて伝えているようには聞こえませんよね。
 そこで、秘訣をご紹介いたします。
 『この一言』をつけるだけで、マニュアルチックにはならずに、しかも心がこもって聞こえる裏ワザがあります。ご参考までにご紹介しますね。裏ワザではありませんが…(笑)
 この一言とは、ズバリ、お客様の名前です。お客様の名前を付けてから声掛けをすると、不思議なことにマニュアルチックには聞こえなくなります。
鈴木さん~♪首元苦しくございませんか?」「山本さん~♪お湯加減はいかかですか?」「佐藤さま~♪強さはどうですか?」「斎藤さま~♪このシャンプー剤は○○でして~」と…
 特にお名前をお呼びするときに、お名前さえ心を込めさえすれば、マニュアルチックにはなりませんし、名前を呼ぶことによって、自然と心が通うようにもなります。
 よほど、偏屈なスタッフでない限り、効果的だと思います。
ですので、シャンプーの練習の段階から、全ての声掛けにお名前を付ける習慣をつけることが大切だと思います。
 また、シャンプーの声掛けの時だけに限らず、接客にも適応されるとイイと思います。
 「お待たせいたしました!」ではなく、「藤井様、お待たせいたしました~♪」「シャンプー台の方へご案内します!」ではなく、「加藤さま、シャンプー台の方へご案内いたします♪」「ありがとうございました~!」ではなく、「山本さま~ありがとうございました~♪」
 接客のお声がけ一つ一つにお名前を付けるだけで、マニュアルチックにならずに、心がこもった接客に感じますよね。
 「心を込めて接客しなさい!」と指導するよりも、よほど名前を付けた方が簡単かも知れませんよね。(笑)
お試しください。
 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?