貴方がリーダーならどうしますか?シリーズvol 218 ミーティングと朝礼終礼はセットで…決めたことができない問題…にお悩みのリーダー必読!第3弾

  ミーティングで決めたことが、実行されない、徹底されない、継続されない…この根本的な理由と対処法を第1弾と第2弾でお伝えさせて頂きました。第3弾では、もう一歩進んで、仕組み的に改善する方法をご紹介させていただきます。

 ミーティングでは、様々なことが決まりますよね。そのミーティングでの最終的な決定事項の中に、『ミーティング後の動き方』までもが詳細に決まられているかどうか?で、実行→徹底→継続がスムーズに行われやすくなるかどうかが決まると思います。

 ミーティング後に、誰が、どのタイミングで、どのように実行、どのようにチェック、どのように振り返る…

 つまり、意思決定のミーティングにおいて、何かをやる!やらない!だけの決め方だけだと、いくら優れた内容でも、実行→徹底→継続が弱くなることがあります。ですので、決定事項の中に、ミーティング後の動き方をきめ細やかに決めておかれると、サロンの徹底力は上がってくると思います。

  分かりやすい例を挙げてご説明いたしますと…

 例えば、お客さまの待合席のテーブルの上に飴を置いてあり、『飴ご自由に…』とメッセージを添えていたのですが、遠慮してお取りになるお客様が少ない状況。ミーティングで話し合った結果、明日からスタッフがお客様に飴を配ることに決定しました。

 次の日、午前中は、覚えていたスタッフが、数名のお客様に飴をお配りしましたが、午後からはほとんど配られておりませんでした。(苦笑)

 よくあるケースだと思います。こんな小さな事すら徹底できないのですから、大きなことはますます実行されないですよね。

 この現象は、やる気や意識が足りない…という問題ではありませんよね。ミーティング後の動き方の詳細を決めていなかったから…の問題かも知れませんよね。ミーティング後に、誰が、どのタイミングで、どのように実行、どのようにチェック、どのように振り返る…

 例えば以下のような決め方をすれば、実行する確率も上がると思います。

 奇数の時間(11時、13時、15時、17時、19時)丁度になったら、その時間に決められた飴担当者が、「飴、おひとついかがですか?」とお客様一人一人にお声がけする。シャンプー中など、お客様にお声がけできない状況の時は、時間をズラして再度お声がけ。また、その時間帯に飴担当者の手が空いていない時には、その飴担当者が、手の空いているスタッフに代わってもらう。受付表のお客様のお名前の上に、飴☑を入れる。朝礼終礼にて、サービスの稼働率をチェック。

 如何でしょうか?ここまで詳細に決めますと、サロンワークの徹底や稼働率は、断然良くなりますよね。

 ですので、ミーティングで何かが決定されたら、そのままミーティングを終了するのではなく、一旦考えます。このままミーティングを終了して、稼働するのだろうか?を…みんなで確認し合います。怪しいようなら、できるだけ行動しやすいような決め方を話し合います。

 コツは、ミーティングと朝礼終礼をリンクさせることだと思います。ミーティングで決めたことを朝礼終礼でチェックと振り返りを行うことによって、より稼働率が上がりますよね。ですので、ミーティングと朝礼終礼は、ある意味セットで考えてもよろしいかと思います。

 お試しください。

 

 

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