ADHD過集中最強説✨A君の英語レッスン

ADHDを持つ中学生のAくんにレッスンをしました。彼はヨーロッパ車がとても好きだと言うことで、今日のレッスンはフェラーリを使ってアイスブレイクという名の復習。

私：「Who is this?・・・なんと言ったでしょう？」
Aくん：「あなたの名前はなんですか？」
私：「Who is "THIS"だから、これは誰？だね」

私：「フェラーリさんが子供の頃になりたかったものはな〜んだ？」
Aくん：「オペラの人と、スポーツレポーターと、レーサー？？」
私」：That’s right!! Well done!! すごい！よくわかったね〜！！」

・私：「What is this? ・・・じゃあ、これな〜んだ？」
・A君：「Ferrari 458、ラ・フェラーリっていう種類です！！」
・私：「え！？　ラフェラーリ？？」
・A君：「はい、これはラ・フェラーリって言うんです。あとスパイダーかな」
・私：「Wow… I didn’t know! 知らなかった〜！よく知ってるね！」
・A君：「はい」

・私：「じゃぁ、Spiderってな〜んだ？」
・A君：「え・・・え〜っと・・・・・・・・・」
・私：「Spider man、スパイダーマンとかあるやん？」
・A君：「あ！クモ？」
・私：『That’s right! そうそう！クモだよ！なんでクモって言うんだろうね〜。」

この車がフランクフルトモーターショーで2011年10月にお披露目された車種だとか、そういった彼の得意分野で話は大盛り上がり✨　彼の興味関心の突き詰め方は素晴らしいです。私も見習いたいところです。当然のことながら、今は日本語英語の発音が強い彼ですが、私の発音をそのまま真似する能力を持ち合わせています。素晴らしい✨　なんだなんだ？どうしてそんなに耳がいいのだ！？

そして、話は盛り上がったまま、おおっと、教科書に突入。

教科書は中学生ともなると文字がかなり小さく、目で追うのも一苦労です。そこで、今回はスロースタートしたかったので、教科書の勉強箇所を抜き出してレッスンしました。イメージはこんな感じです。

これを画面共有してレッスンを進めていると、いつの間にか30分が経ってしまい。私の方が楽しいレッスンだったかもしれないというくらいワイワイできました✨

ちなみに、彼がどこで迷ったか、悩んだかは表情や手元の動きから確認しています。こんな感じで、iPadに手元を移しています↓

英語を楽しく勉強してくれたらいいな、自信を持ってくれるようになってほしいな、得意な科目になってくれたらいいなぁ〜！、と、望みは尽きませんが、何をおいても、まずは「英語レッスン＝楽しい時間」にすることが最優先事項です✨　A君、これからも、どうぞよろしくね！！✨

ADHDを持つ方は、エネルギッシュでパワーに溢れた人が多く、事業をされてる人もたくさんいるのよ、と公認心理師さんが言っていたのを思い出しました。集中すると止まらない、まるで自分のカッパえびせん（古い！？）を見つけたみたいな人がおられるのですね。

興味のあることを見つけるってそんなに簡単なことではないと思うんです。だからこそ、A君はとても幸運というか、すごいというか、羨ましいというか、とにかく個人的にとても素敵なお子さんだなぁと感じます。