藤畠慶祐

2010年春、徳島県立川島高校野球部の主将として選抜高校野球大会に21世紀枠で出場しま…

藤畠慶祐

2010年春、徳島県立川島高校野球部の主将として選抜高校野球大会に21世紀枠で出場しました。自転車、テニス、写真が趣味です。

最近の記事

21世紀枠で甲子園に出場した元主将が高校野球を考える#3

選抜高校野球大会で惜敗した川島高校。大会後、選手たちは燃え尽きていました。県春季大会1位校との「チャレンジマッチ」では記録的大敗、春の四国大会では初戦敗退と心は折れました。それでも続く高校野球。最後の夏の大会まで駆け抜け、春夏連続の甲子園出場に届かなかったその瞬間、私は悔しさよりも、充実感で満たされていました。 (#2からめちゃめちゃ時間が空きました笑。#3は最初の方は1年前に書いていましたが、書く気が失せていました。。が、このたびさあーっと書きました。推敲が甘いです。書きた

    • 徳島大硬式野球部に入っていた時の話

      徳島新聞(2021年3月3日付)に、私が所属していた徳島大硬式野球部の記事が掲載されていました。読んでいてよみがえった当時のことを、記録を兼ねて書きます。 私は大学2年で野球を辞めました。籍が残っていたのか、その後も仲間が試合に誘ってくれたり、先輩の卒業式に声を掛けてくれたりしました。でも不義理な私は全て断り、フェードアウト。小学2年から13年間も続けた野球を辞めるとどうでしょう。心がすっと晴れ、まるで生まれ変わったようでした。野球以外にも頑張れることを見つけよう!とにかく

      • 21世紀枠で甲子園に出場した元主将が高校野球を考える#2

        2010年3月27日、阪神甲子園球場。21世紀枠で選抜高校野球大会に初出場した川島高校は、優勝候補の大垣日大高校(岐阜)との1回戦に臨みました。「横綱」に挑むチームは、作戦を徹底し、結束してぶつかりました。序盤から相手にプレッシャーをかけ、終盤勝負に持ち込むという理想的な展開でしたが、結果は延長十回の末、2−3のサヨナラ負け。勝利まであと一歩に迫った「弱いチーム」の戦い方を紹介します。 「横綱」を追い詰める私は3番・二塁手で出場しました。第1、2打席ともにインコース寄りに立

        • 21世紀枠で甲子園に出場した元主将が高校野球を考える#1

          (2020年9月30日 一部を削除、訂正しました) 第1回は「リーダーシップ」についてです。高校野球部に入部した私は、上級生の理不尽さに怒りを覚えました。「指導」として走らされたり、正座させられたりしたからです。理不尽な指導は、下級生を恐怖させ、信頼を失います。チームは雰囲気が悪くなり、成長もしません。主将になった私はチームを変えるため「行動で示す」ことを心掛けました。理不尽さを排除した新チーム。ひたむきに野球に取り組む上級生がリーダーシップを発揮し、少しずつ成長していきま

        21世紀枠で甲子園に出場した元主将が高校野球を考える#3