強いファンを生む『ブランディング』の1番大切な基本
いつもありがとう、藤澤一です。
5月はたくさんのチャレンジの一歩を踏み出せた1ヶ月だった。webスクールの講師としての活動が決まったり、初めて大手音楽レーベルから依頼が来てアーティスト写真を撮影したり。
そんな多くのチャレンジのチャンスを頂けているのは、写真のスキルやフォロワー数などもあるが、"ブランディング"によって自身のブランド価値を向上できた結果によるものが大きい。
僕はブランディングが強い方だと思う。昨年、初写真集を発売した時、表紙も何も公開していない時点で、たった1日で100人以上から予約を頂けて、本当に多くの方から強く応援いただけていると実感した。
今日はそんな、"ブランディング"についての話をしたいと思う。
あなたは『ゴールデンサークル理論』をご存知だろうか?
もし知らないなら、今後のブランディングの考え方に大変役に立つ内容だと思うので、ぜひ最後までお付き合いください。
◾︎なぜブランディングが重要なのか?
iPhoneの性能が上がり、SNSによって写真が身近になり、趣味から写真を始めた人がSNSから写真の仕事をもらえるようになった。
そんな「フォトグラファー大飽和時代」の今、技術としての写真だけでは食べていくことは難しい。
特に「好きな写真を撮ること」と「写真を仕事にすること」を両立しようと思えば尚更だ。お金を目的にして仕事を選ばなければ仕事にする方法はあるとしても、僕は好きで始めた写真だからこそ、お金のために好きではない写真を仕事にしたいとは思わない。
僕自身、まだまだ写真歴が3年にも満たない未熟者で、写真を本業にできているわけではないが、アーティスト写真やポートレート撮影、講師など、ちゃんと好きなことの延長線にある仕事の依頼を頂けている。
スキル不足を日々感じて精進する中だが、身に余る依頼を頂けている僕自身の実体験として、そんな今の結果に繋げられたのは間違いなく"ブランディング"の力によるものが大きい。
◾︎ゴールデンサークル理論
僕がブランディングにおいて、最も重要にしている考え方の根底となるものがある。それが『ゴールデンサークル理論』だ。
『ゴールデンサークル理論』とは、世界のあらゆる分野の専門家・著名人によるプレゼンテーションを視聴できるサービス『TED Talks』で、サイモン・シネック氏が提唱した理論。
Appleの創業者スティーブ・ジョブズ、黒人人権運動でノーベル平和賞をとったキング牧師…世界の偉人たちが必ずと言ってもいいほど実践していた法則。そんな世界を代表するカリスマは、凡人と伝え方が"逆"だった、という内容である。
※上記が実際の動画。より理解を深めたい人はぜひ見てみてほしい。
◾︎「whyから伝えよ」
『ゴールデンサークル理論』の最も重要なポイントを一言でいうと、人を動かすためには「whyから伝えよ」だ。
この理論は、「なぜ(Why)」、「どうやって(How)」、「何(What)」の3つの円からなるサークルで表される。
普通の人は、何か人を動かそうとした時に「何(What)」から話す。具体的な製品や機能・サービスなどだ。例えば「私はウェディング写真を撮ってます」はwhatから語っていると言える。
しかし世界を変えた偉人たちは皆、「Why」を話すことからスタートし、why→how→whatの順で語っている。
キング牧師は世界的に有名なスピーチで「私には夢がある」という自分のビジョンを語ることから始めた。
また最もわかりやすい例が、スティーブ・ジョブズのAppleでの新商品のプレゼンだ。
-why-
我々のすることは全て、世界を変えるという信念があります。Appleは普通ではない製品を生み出す(Think Different)に価値があると信じています。
-how-
私たちが世界を変える手段は、美しくデザインされ簡単に使え、親しみやすい製品です。
-what-
こうして、素晴らしいデバイスが出来上がりました。
もし、whatからプレゼンを始めていたらどうだろうか?
「高性能でハイスペックなコンピューターが出来上がりました!デザインが美しく、簡単に使えて、親しみやすい製品です。買いませんか?」
どちらが買いたいと心が動くだろう?
もし分かりにくければ、TEDのサイモン・シネック氏の動画を見てほしい。天と地ほど差があると感じるはずだ。
◾︎「why」で感情を動かす
人は全ての意思決定を感情で行っている。
大脳辺縁系と呼ばれる脳の中心部、感情を司るところで意思決定をするそうだ。僕は理系科目はさっぱりなのでよくわからないが、脳の仕組み的にもそうなんだろう。
もし論理的に正しくなかったとしても、感情が動けば人は行動する。そして、その感情を動かす唯一の方法が「whyを語ること」だ。
◾︎whyこそがブランディングになる
ブランディングに話を戻そう。
僕がブランディングにおいて最も大事にしていることは、この「why」を自身の軸としてブラさずに活動し、そして伝え続けることだ。
なぜ、写真を撮るのか?
なぜ、人を撮るのか?
なぜ、営利目的でもないフォトウォークやイベントを主催するのか?
そもそも、なぜ、何のために生きるのか?
僕は人生の目的として「幸せのきっかけになる機会の提供・思想の伝導をすることで、幸せ・前向きに生きる人を増やす」と決めている。
※詳しくは後日別のnoteで書く予定なので、楽しみにしていてほしい。
僕はただ、この人生の目的を軸として活動し続けている。そして、イベントや写真展・写真集など、大切な機会ではこの思いを必ず伝えるようにしている。
僕が最も大事にしているブランディングはこれだけだ。
◾︎写真活動をする上で最も大切なこと
noteの2記事目である下記のnote。
ここにも書いた内容だが、写真活動をする上で最も大切なこと、それは「写真は、"自分が世界をどう見ているか?"が最も重要。」ということ。
約2年半前、フォトグラファーのコハラタケルさんが言っていた忘れられない言葉だ。
自身のブランディングをしたい、ブランド価値を高めたい…
もしそう思うなら、
まずは「なぜ写真を撮るのか?」
そして「そもそもなぜ、何のために生きるのか?」
そんな自分自身の思いにとことん向き合ってみてほしい。
そうすることによって、ブランディングができるようになることはもちろん、写真を始め人生の全てにおいて、深みや幅が出てくるはずだ。
とまあ、僕自身深みも幅もまだまだこれからの28歳ではあるけれど。
これからより一層、写真や活動に深みも幅も向上し、「幸せのきっかけになる機会の提供・思想の伝導をする」を実現する。
そして今このnoteを読んでくれるあなたがさらに幸せ・前向きに生きるきっかけを生んでいく。もしくは、あなたと一緒にワクワクすることをやって、幸せ・前向きの相乗効果を生んでいく。
それだけは、この場で誓いたい。
これからもより一層幸せの渦になる藤澤一をよろしくお願いします。
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