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11月なのに猛暑

中国地方は5日、暖気を伴った高気圧に覆われ、午後2時時点で5県の80観測地点のうち25地点で最高気温が11月として観測史上1位となった。28・0度となった山口県下松市や、26・9度となった広島市安佐北区など多くの地点で最高気温が25度以上の「夏日」となった。
 ほかに11月の観測史上1位となったのは、島根県益田市益田27・5度▽山口県岩国市玖珂27・0度▽広島県福山市26・8度―など。
 広島市中区は午後1時過ぎに最高気温が25・8度に達した。紅葉した樹木もある平和記念公園では、半袖姿で歩く人々の姿も見られた。(中国新聞)

異常である。11月なのに夏日続出。中国地方の気象観測地点80のうち25地点で最高気温が11月としては観測史上1位になった。

きょう、私は町内のウオーキング大会で、リーダー役を務めた。廿日市市が主催する講習会で学んだ脈拍チェックや準備運動のストレッチ体操を、参加者の前で披露した。ほんとは、あと1回受講してリーダーの資格がもらえるのだが、今日は「仮免」ということで、自分でもマスターしておきたかったストレッチを、みなさんに指導することにしたのだ。こういう機会がなければ、私は、なかなか覚えようとしないのだ。

なんとかストレッチを終えて、3・5キロウオークに勇躍出発。1時間足らずで歩ける距離なので、楽勝なのではあるが、とにかく暑い。本来は、紅葉を愛でながら、歩きを楽しめるのだが、終わってみると、ずいぶん疲労していた。帰宅してシャワーを浴び、昼食後に2時間ほど昼寝をして体を休めた。5キロ以上歩けば、脱落する人が続出したかもしれない。そんなに暑い日だった。

近所のTさんが「カメムシが多いですよ。あれが多い年は暖冬だそうです」と言っていた。私は気づかなかったが、妻に聞くと洗濯物などによく付着しているという。夏が猛暑だったので冬はバランスを取るために厳寒になるかと予測していたが、外れるようだ。もう地球は「沸騰化」の段階に入り、冬でも暑い日が出てくるのかもしれない。

災害が心配である。地球の各地で地震が続いている。日本では南海トラフや関東大震災クラスの東日本地震が起きないか心配である。10月に阿蘇山観光したが、巨大な火山爆発で山が中腹から吹き飛び、外輪山と巨大カルデラが残ったのが、今の阿蘇なのである。

阿蘇が再び大噴火すれば、四国電力伊方原発は激烈な被害に襲われる恐れがあるのに、その評価が安全審査で行われていない、として、運転差し止め判決が出たことがあるが、阿蘇の風景を見て、何万年か前に起きた大噴火を想像すると、のほほんと原発を稼働させている人たちの傲慢というか自然の猛威への無知に、呆れてしまう。

願わくば、私が生きている間に、阿蘇山も富士山も噴火せず、南海トラフなどの大地震も起こらないでほしい。自分でできる「沸騰化」対策をしていこう。


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