磐田市の新築建売住宅が安いという客観的事実

不動産屋を始めて3年目に入り、8月が終わろうとしています。本来8月はありまり不動産の売買が動かないのですが、新型コロナウィルス禍の影響もあって、ここ前2年間とは全く異なる8月になろうとしています。暑いのに、不動産が結構動いています。

画像1

私たちは、磐田市見付5789-1、磐田市加茂川の交差点にお店を構える不動産屋ですが、実はおぼろげながらに思っていたことがあります。

磐田市の新築建売住宅は、周辺地域と比べて、安いんじゃないかと。

漠然とした感覚で、データ的裏付けはないものでした。しかし、今回、現在販売されている新築建売住宅の販売価格をエクセルに入力して、平均値を算出して縦軸に、販売数を横軸にして相関図を描いてみました。

相関図

新築建売住宅の立地や間取りなど様々あり、ひとつとして同じものはありまがせんが、あえて平均値で比較してみました。漠然として想像していた通り、磐田市の販売平均額は周辺地域と比較して安いことがわかりました。磐田市と同様に平均販売額が安いのは、掛川市・袋井市・焼津市・浜松市天竜区です。もちろん、駅地下物件などは平均値を大幅に上回る新築建売住宅もありますが、平均値に集計すると磐田市の新築建売住宅は安いことがわかりました。相関図を描くにあたって使用したデータはこちら。

画像3

平均価格の単位は、万円です。

静岡県中西部(静岡市~湖西市)を比較してみたところ、平均価格でグルーピングしてみると以下の通りです。

グループA:静岡市葵区、静岡市駿河区、浜松市中区、浜松市東区、浜松市浜北区

グループB:静岡市清水区、浜松市西区、浜松市南区、浜松市北区

ここまでは政令指定都市の静岡市と浜松市の各区がグルーピングできました。浜松市の中でも、浜松市天竜区だけは区分けがあるように思います。

グループC:湖西市、藤枝市、島田市

浜松市・静岡市に通勤可能な湖西市と藤枝市がグループCにまとめました。意外だったのは島田市。現在販売している新築建売住宅の価格が比較的に高かったのか、売出したばかりなのか。それとも今後需要が見込まれる地域なのか、今後も島田市を注視していきたいものです。そして我が磐田市を含むグループDですが。

グループD:磐田市、掛川市、袋井市、焼津市、浜松市天竜区

焼津市が販売平均額が安いのはなんとなく、わからなくはないですよね。海が連想され、平均価格が引き下がってしまっているのではないかと推測されます。

同様に、磐田市、掛川市、袋井市も焼津市同様に、海岸部分に面している為、販売平均額を計算すると、海岸部分に立地する新築建売住宅が平均額を引き下げているように思います。

今回、分かったことは、漠然と思っていた「磐田市の新築建売住宅は、周辺地域と比べて、安いんじゃないかと。」は間違いではなかったです。だからといって磐田市が住むのに、良い、悪いということではありませんが、販売平均額でみると磐田市は安いので、住宅ローンの返済を抑えたい方には、遠州地方(磐田市、袋井市、掛川市)で新築分譲住宅を購入するのがおススメです。

喉に刺さった小骨じゃないけど、私自身なんかすっきりした気がします。

静岡県磐田市という中部地方に生息しています。サポート頂きましたら、介護従事者の待遇改善に活用させていただきます。多面的な見方ができるように、異論を発信してまいります。