ダメ出しにダメ出しってどう?

みなさん、おはようございます。
ウェルビーイング・コンサルタントのフジガッキーです!

昨晩は、きょう行なわれる予定のミニ勉強会の事前打ち合わせ(オンライン)でした。

その中で気づいたのが、きょうのテーマ

「ダメ出しにダメ出しってどう?」

です。

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原因論でなく、目的論で


昨日のnote投稿で、「原因論」ではなく「目的論」で、と書きました。

昨晩の打合せの中でも投稿内容を一部ご紹介しました。そしたら参加者のかたから、
今回はダメ出しする上司と言われる側の部下のコミュニケーションの改善がテーマですが、この原因論と目的論をテーマに違う切り口にすると発展的にコンテンツができるかもしれませんね」

なるほど!
でも、そこで気づいたのです💡

負の連鎖の始まり


そもそもダメ出しする「原因論」の上司に対し、ダメ出しするコンサルって、それも「原因論」でダメじゃね?

そうなのです!
このテーマ、「アドラー心理学✕幸福学でつかむ!幸せに生きる方法」の中に出ているのです。

ダメ出し上司に「それはダメです」は負の連鎖の始まり

「原因論をしてしまう人に、自分も原因論で関わろうとしている」
つまり、ダメ出しをしている人(社長)に対して、自分も「そんなふうにダメ出しばかりしているからダメなんですよ」とダメ出しをしてしまっていたわけです。
これは、その場に関わる人全員が原因論から抜け出せなくなる悪循環、負の連鎖の典型です。

「幸せ生きる方法」より

主観主義で相手に寄り添う

ではどうしたらいいか?それが、
「主観主義を使って相手の不平不満に寄り添う」ことだといいます。

「あれがダメ」「これが甘い」「これができない」と挙げるようなら、「そうなんですね」と1つずつ共感し、受け入れながら聞く。もちろん反論はしません。相手が不満に思っているところをスッキリ言い尽くすまで聞いたうえで、こう質問したんです。
「彼女の悪い点をたくさんご指摘いただきました。それで社長は将来、彼女にどんなふうになってほしいんですか?」
「いや、たしかに〇〇については適性があると思う。可能性はあるんだから、その強みを活かせば、もっと活躍できるんだよ」
このように、不平不満やグチを言い尽くして本音を出し切ると「どうなってほしいか」が出てきます。つまり、それまで意識を向けていた部分(部下の悪いところ)をすべて出し切ることで、意識が他の部分(部下の良いところや可能性)に向いたのです。

「幸せに生きる方法」より

これってコーチング

この話には続きがありました。

部下の良いところを指摘してくれた社長に対し、こう聞いたそうです。
「なるほど、それはすごく良いですね。彼女にどんな言葉をかけたら、社長の期待するように動いてくれますか?」
「それはまず全然できていないところを直せるようにもっと注意しないと」
返ってきたのはまた原因論でした。これではまた元に戻ってしまいます。そこで共感したうえで、すかさず、主観主義でこう問いかけました。
「なるほど。社長があの子の立場だったら、そう言われてやる気は出るものですか?」
「まあ確かに注意ばかりされたら、やる気以前に落ち込むかもしれないな」
「そうなんですね。では、彼女の立場で上司にどんなふうに言われたら、社長の期待に応えようとやる気をもってもらえますかね?」
「そうだな。『〇〇と△△は上手に上手くできているからその強みを活かして、あとはもっと▢▢したら、絶対成果が出せると私は信じている。だから自信をもってやりなさい』みたいな感じかな。これなら落ち込まないし、やる気も出るんじゃないか?」
「ああ、それは良いですね。社長、教えていただきありがとうございます」

「幸せに生きる方法」より

と、こんなやりとりが続きます。

ダメ出しにダメ出し(だけ)でなく、相手(社長)から気づきを引き出している。

これって、つまり「コーチング」じゃないか!

使える、使えると思ったのでした。

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いかがでしたでしょうか。

きょうのミニセミナー、ワークも織り込んでいるのですが、毎回気づきがあります。今回もどんなコミュニケーションが飛び出すのか、ワクワク楽しみです😃


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