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みなさん、おはようございます。フジガッキーです!

今日も「13歳からのアート思考」からです。くどいようですが💦、それだけこの本からの気づきがとても多かった、みなさんにもシェアしたいと思ったということですので、どうかお付き合いください。

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この本の終盤の章 CLASS 5「私たちの目には『なに』が見えている?」からです。本でも紹介されていますが、

まずは、5秒間ほど「窓」に眼を向けてみてください。
そして、今度は「床」に目を向けます。
「床」を見ながら、5秒数えてください。

そして、まず振り返ってほしいのは「窓」を見たときのことだと。

「窓」に目を向けていたとき、あなたの目にはなにが映っていましたか?空、雲、風に揺れる木々、隣に建つ家、ビル、通りを歩く人・・・おそらくあなたが見ていたのは「窓の向こうにある景色」だったはずです。
「透明な窓ガラス」という「窓そのもの」だけを見つめた人はいないだろうと思います。

対照的なのは、「床」を見たときのことです。

さきほど「床」を見たとき、あなたの目には「なに」が映りましたか?
このとき目に入ってくるのは、「床そのもの」であるはずです。床板・絨毯・コンクリート・畳といった材質そのものや、その上にあるホコリ・髪の毛・染みなどが目に留まるかもしれません。
「窓」を見たときとは違い、「床」を見たときには、「床の向こう側」を見ることはできません。目に映るのは「床そのもの」です。

そして、歴代5番目の超高額で取引されたことで有名な、ジャクソン・ポロックの『ナンバー1A』です!ぜひご覧ください。

いかがでしたか?そうなのです!

ポロックの『ナンバー1A』は「床」に似ています。
あなたの目に映った床板・絨毯・コンクリート・畳は、『ナンバー1A』でいうと、「キャンバス」です。そして、床の上にあるホコリ・髪の毛・染みは、この絵でいうとキャンバスの上に載せられた「絵の具」です。

そして、ポロックは、『ナンバー1A』によって、アートを「なんらかのイメージを映し出すもの」という役割から解放した、これにより絵画は、「ただの物質」でいることを許された、と著者は言います。

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前提が長くなりました。

そうなのです。私自身、「窓」というフィルターを通じたイメージで物事を見たり、捉えたりしていることがとても多いと、この話を読んで痛感させられました。

イメージを膨らませる前に、もっと「床(=素材)」をしっかり、5秒といわずじっくりと見つめる必要があるなあと気づかされたのでした!

いろいろなお悩みを抱えるクライアントさんを前にして、相手の方をイメージで判断せず、じっくりと向き合う、そしてお話しを聴く!本質を見抜く!

とても基本的なこと、大切なことを学びました。

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