ガチガチでなく、しなやかに!
みなさん、こんにちは。経営のパーソナル・トレーナーこと、フジガッキーです!
きょうは「ガチガチでなく、しなやかに!」というテーマで書いてみます。
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◆「強い組織」とは
みなさんは「強い組織」とは、どんな組織をイメージされるでしょうか?
「ガチガチではなく、しなやか」なイメージ!
これは私が先週参加したあるオンラインミーティングで、元ラグビー日本代表キャプテンの廣瀬俊朗さんがおっしゃった言葉です。
そうです!ドラマ「ノーサイド・ゲーム」や、最近では日本テレビ「news zero」にもご出演されている廣瀬さんです。
この言葉は、正直意外でした。
おととし日本で開催されたラグビーワールドカップで、リーチ・マイケル選手を先頭に三角形状に選手の肩に手を載せピッチに登場するイメージからは、統制の取れた、どちらかというとガチガチなイメージがありました。
この「しなやか」の意味は、単に柔らかいという意味ではありません。厳しくも過酷なハードワークを続けていくうえでは欠かせないチームワークをこう表現されていました。
なかでも、「1日1声かける」「ニックネームで呼び合う」「具体的に褒める」ことを通じて、チームワークが醸成されたといいます。
えっ、そんなこと!普通すぎる!と最初は感じました。
でもそんな当たり前なことを日常的に行なえるかどうかがとても重要だと思います。
今どこの組織でも当たり前となってきた、1 on 1ミーティング、たとえば上司と部下がいきなり明日やるぞといっても、なかなか上手くいかないのは日常的にちょっとずつでも「体調はどう?」といえるような関係を日頃から構築できていないためだと思うのです。
エディージョーンズ元日本代表コーチのもとでは、とても辛い、もう二度と戻りたくないというほどの練習量をこなしてきましたが、エディーは選手1人ひとりに毎朝声をかけ、相手の言葉から体調を把握し、練習メニューも変えていました。
「強い組織とは、しなやかな組織」が垣間見れた気がしました。
◆ 目標と目的
それとともに、廣瀬さんは「目標と目的」が大事だといいます。
「ノーサイドゲーム」への出演を決めたきっかけは、TBS担当ディレクターさんが、視聴率のことを一度も言わなかったからといいます。
よく日曜の夕方以降は「サザエさん現象」ともいわれ、翌月曜日を憂いモチベーションが下がりやすいともいわれます。
この番組の放送は日曜夜9時、そのためこの番組を観たサラリーマンたちが、さあ明日月曜日からも頑張ろうという気持ちにしたい、そのためにぜひ出演してもらいたいと要請され意気に感じました。
もし視聴率を上げたいから協力してとかいわれていたら、おそらく出演はしていなかったと思います。
目標の前に、まず目的にフォーカスする
みなさんの会社でも売上目標とかあると思います。でも売上目標を達成しろといわれても、何のために売上を上げるのかといった目的がはっきりしていなければ、けっして長続きはしない。
さあやるぞ!と目標に向かう前に、目的や大義にフォーカスする。大義が決まれば覚悟が決まる。あとはハードワークするだけ。
これがイコール、サステナブルな組織なのだと思います。
パーパスがまず先にあり、やり方はみんなで共有する。
すとーんと腹落ちし、納得できました。
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いかがだったでしょうか。ほかにも、
「MINDSET」・・・下手だから練習する→上手くなりたいから練習するへ「ルーツをさぐる」・・・これまでのご恩に感謝、次世代の若い人に残す
(=ペイフォワード)
「リーダーシップ」・・・Iから始めてWeにつなげていく。リーダー自らが自分の軸を見つけ、行動し、仲間を巻き込めることが理想。それぞれが活躍できる居場所をつくる。
「相手を変えるというよりも、まずは自分を変える」・・・相手にも事情がある、相手を変えるのはおこがましい。
「決断」・・・いつか死ぬときにこうなっていたいから発想すると、今の決断が楽になる。
「組織と個人」・・・バランスが大事。一歩組織の外に出た場合の自分の存在価値、拠り所をいまから考える。
どれもご自身の体験に基づいた、珠玉な言葉の数々で共感しました。
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