見出し画像

「いま、ここ」を意識する所作

みなさん、おはようございます。
経営のパーソナル・トレーナー、フジガッキーです!

クリスマスも終わり、今年も残り1週間。
いよいよカウントダウンに入ってきました。

今朝も寒波の影響でしょうか、寒いですね😵
PC打つ手がかじかんで上手く動きません💦
みなさんもどうぞご自愛ください。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

さて、いまわたしは図書館から借りてきた本

『「今、ここ」に意識を集中する練習ー心を強く、やわらかくする「マインドフルネス」入門』(ジャン・チョーズン・ベイズ著)

こちらを読んでいます。

もともとマインドフルネスには関心があります。

その一環で、今朝もまず瞑想からスタートしています!
心がリラックスするというか、やわらかな気持ちになります。

この本はタイトルにあるとおり、53週にわたり、つまり1年かけてマインドフルネスを日常で実践する練習法が書かれています。

でも自分で気になった練習法からピックアップして、優先して実践してみることもありだと思っています。

わたしが特に気になった練習法をご紹介します。

◆WEEK1「利き手でないほうの手」を使う


日々のごくふつうの動作、たとえば、歯を磨く、髪をとかす、食事をするなどの動作を、右利きの人は左手で行なってみるという練習です。
実は以前も試したことがあります。最初は時間がかかりましたが、お箸を左手で持ち食事することもいまではできるようになりました。

利き手でない手というのは、本当に不器用ですね。でもそれをあえて使うことで、禅が教える「初心」に戻ることができます。
(中略)
この練習をやってみてわかるのは、習慣がどれほど強力で無意識的なものかということと、変えるには意識の集中と決意が必要であるということです。

『「今、ここ」に意識を集中する練習』より

日頃は無意識でお箸を右手に持ち食事をする。でも左手にお箸を持ち替えて食事をしてみると、その不自由さに気づく。
なので、そこ、つまり「いまの瞬間」に意識が向かう。

たしかに!
無意識で行なっていることを「いま」に引き戻すには、日常と異なる所作を行なうと意識がいまここに向かうし、集中できる。

なるほどと思いました✨
もうひとつ。

◆WEEK38 すべてを吸収するように人の話を聴く


それは、相手の話しをスポンジのようにすべて吸収するつもりで、静かな心で耳を傾けるという練習です。

簡単そうで、実は難しい。

お相手の方がしゃべっているわずかのあいだにも、「はいはい、分かりました。言いたいことはこういうことですね!」と心の中では考えてしまったり、話しを聴いているようで、実はこの後の約束のことを思い出したり、時計や通りがかった人をちらっと眺めたりしてしまいがちです。

本の中にすてきな話しが出てきます。

「シャル・ウィ・ダンス?」という映画のなかで、いつも私が感動するシーンがあります。結婚がうまくいかなかった男がこう尋ねます。
「なんで人は結婚なんかするんだろう?」
ダンスの相手の女性はこう答えます。
「自分の人生を誰かに見ていてほしいからよ。結婚するってことは、『あなたの人生は誰にも気づかれずに終わるんじゃない、私があなたの人生の証人になります』っていうことなの」

『「今、ここ」に意識を集中する練習』より

すてきだと思いませんか?

また、「吸収するように人の話を聴くことのできるセラピストは、それだけで患者の癒やしを促進できる。セラピストがひと言も発しないというセラピーの方法もあり、話しを聴きながらクライアントのなかに気づきが生じるのを待つ

これだ!と思いました。
究極ですね!!
素晴らしいです✨

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

いかがだったでしょうか。

この本の英文タイトルは、
「HOW TO TRAIN A WILD ELEPHANT」です。

釈迦は、「心を育てるのは、森に棲む野生のゾウを飼い慣らすようなものだ」とおっしゃったとか。
人間の心も粗野で気まぐれで、思った以上に大きな能力とパワーを持っている。マインドフルネスは、そんな心を調教するための有効なツールだとされています。

まだまだこの本には、マインドフルネスを高めるため、「今ここ」に意識を集中させるための所作、練習法が他にも50以上掲載されています。

ぜひみなさんもお読みになって、マインドフルな日常を取り戻してみてはいかがでしょうか。

この記事が参加している募集

推薦図書

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?